子の教育がたどる道筋を形作るのは、親が与える環境である
遺伝は、親は自分の遺伝子の半分を子に受け継ぐ。受け継がれた部分に注目しがちだが、逆に受け継がれていない部分に注目するとどうか。
受け継がれていないということは、遺伝は影響していない部分に注目できる、ということ。つまり、環境の影響が如実に現れる部分であるということ。
身長などの身体的特徴に関しては、遺伝であるという結論。受け継がれたものが現れる。
一方で、教育に関しては、子に受け継がれなかった遺伝子も子の最終学歴と相関していた。
遺伝子が子に受け継がれていないにも関わらず。
遺伝的要素を除外することにより、親が与える環境が子の教育に関する成り行きを形作ることがわかる。
これこそ、優生主義への直接的な反論。