人は遺伝的に皆同じ、と主張しても、優生学には立ち向かえない
📚遺伝と平等 メモ
反平等主義と優生学が合わさると、DNAによって人の価値は決定し、その優劣のもとで社会秩序は作られるべきという考えに
。それに反発する対優生学。
対優生学の標準的立場は、人は遺伝的に皆同じと力説するものだった。が、これは砂の上に楼閣を建てるようなもの。
かんたんに崩れ去る。
遺伝的にほぼ同じかもしれないが、ごくごく僅かな差異が、我々が大切だと思うさまざまな違いを引き起こしているから。
同じが大事なのではなく、差異にこそ人間の大事な違いがあるから。