三〇〇文字
❖三〇〇文字
❖三〇〇文字(二)
加藤文俊
「ステイホームが長引いているので何か考えよう」「校務に忙殺されて文章を書けなくなると困る」などと考えて、原稿用紙をあつらえたのが2020年の暮れ。2021年からはじめた300文字作文は、5年目に入りました。だいたい、週に1本くらいは書いています。長いような短いような、この文字数が、ぼくにはちょうどいい具合のようです。手書きの原稿を公開するのにも慣れてきて、万年筆を衝動買いしたり、インクを物色したり、穏やかな時間を少しずつ取り戻しています。なにより、地味ながら続いていることが大切なのでしょう。他愛のない文章ばかりですが、筆力は保てている感じです。The Selfish Zine(利己的な「じぶん誌」)では、これまでに書いた原稿を束ねた「製本版」を展示します。
今年は、ことばを研ぐ練習をしよう。ちょっとした思いつきでつくった三〇〇字詰の原稿用紙です。これが、なかなかよさそう。正方形なので、インスタフレンドリー。ツイッターのつぶやき二回ちょっと、『天声人語』のだいたい半分くらいという微妙な文字数です。SNSで反応したひと、これはと思うひとに、少しずつ届けています。たまには万年筆を手に原稿用紙に向き合って、じぶんのことばを並べてみるのもいいはず。何か書いたら、写真に撮ってタイトルに#300mojiのタグをつけてインスタに投稿してください。それなりに技巧が求められそうな感じですが、リラックスしつつ、のんびりと。あっという間に書けそうで、意外と長い。よろしくお願いします。
A4版変型(210*210)
展示のみ
なお、オリジナルの300文字詰原稿用紙は販売予定です。
/icons/hr.icon
https://scrapbox.io/files/67bb9cce7a76d711c2a3853b.jpeghttps://scrapbox.io/files/67bb9c2540f1b6355c33564c.jpeghttps://scrapbox.io/files/67bb9ca66fc670ef9867d394.jpeg