第9章 議論による統治
バンド内で存在しない仕事のひとつがリーダーだった。
「全員が頭、一人ひとりが自分自身の頭」
ある種、自律したチーム?
攻殻機動隊の公安9課を思い出した。
もしくはSAC 2ndGIGの「個別の11人」
バンドでは、主張をはっきり打ち出すことや、他の人たちに指示を与えようとする行為は、順位制の逆転として知られる手法によって抑圧された
個であり全、全であり個という感じだろうか?興味深い。
これスタートレックにもこういう種の宇宙人が居た気がするな…
ボーグだ!(この種は社会性昆虫が元ネタ)
では、現代人間の持つ社会とバンドの違いはなんなのだろうか?
狩猟採集民は脚を使って投票できた
この表現面白い。困難極まると別のバンドへ移っていく、なるほど。一つの集団に縛られないってことか。いいな。
誰も集団を支配することができず、集団もまた虐げられるのに抵抗したことから、バンド全体に平等性が生まれた。性別と年齢による多少のちがいは別として、人間関係は平等だった。
ここで社会性昆虫(アリやハチ)の登場。
平等主義とは、完全な対等を意味するものではない
あーって思った 平等と対等を混同して考えるから問題が複雑になるんだなと
そうか、平等と対等って別の概念なのか…ちゃんと考えたことなかったぞ。
平等とは機会における平等であり、結果における平等ではない
なるほど
問題が起こると関係者全員が意見を述べて、最終的には合意に達して判断が下された。こういう場面は、テレビが発明される前の時代には主要な娯楽だったに違いない。
娯楽なのか。でも、確かに、いろんな視点の意見を聞けて、それらの意見が互いに損なわれることなく合意に至る経緯を見るのは娯楽かもしれない。
平等主義とは概して野蛮な考え方である
こういう見方もあるのか
これ面白い!
互いに平等な立場に立とうと必死になるために、警戒心や陰謀が常に渦巻いているのだ。
議論の話までそういえばたどりついてない。。。