第20章 外集団の誕生
言語間の隔たりも長い時間をかけて大きくなっていく。こうした言語の変遷を測定すると、平均しておよそ五〇〇年ごとに社会が分裂することがわかる
もうちょっと短いかなと思ってたけど、そんなものなのかもしれない。
自分もここは意外とながいなーっていう感覚がありました。でも、データでみるとそうかもなーっていう気配は確かに。
人は自分の望むことがまったくわからないということが判明している。たとえば、多くの人が支持すると思えるような考えに賛成するが、実際にはそれが正しいと思っている人がほとんどいないような場合がよくある
これ論文読まないと正確にはわからないけど、意思決定に関する研究でこういう事実があるならかなり絶望的な状況だなっておもってしまった。。。人間のバグでは。。。
狩猟採集民の派閥は、今日にある多くの文化的な差異と同じく、地域的なものなのだろう。
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一九三〇年代に、アチェの縄張りの中心を横切る幹線道路が建設されたとき、ひとつの集団が分離した
地理的に障壁があると別の集団に分かれて、それそれが独立した民族とみなすようになるという話面白い
社会的なつながりがほとんどゼロになるとそうなるのは仕方がない気がする。
マヤの古典期の場合、中央とその周辺にそれぞれの都市があり王族がいたけど、マヤ的な文化(建築様式や土器, 翡翠製奢侈品)は共通だった。地理的にだいぶ離れているとはいえ、交流(交易や侵略)があったから、共通となる文化を形成していた感。当時の王族たちが他都市の王族を自分達と同じアイデンティティを持つ存在として認識していたのかが気になる(図像やマヤ文字から読み取れるのかもしれないけど詳しくない)
外集団の形成自体は自分の経験で言えば、社内で新しくチームがたちあがっていったり、コミュニティから新しいコミュニティが生まれていく様がなんとなく想像できた。(自分が新しいものを立ち上げる時はたいていは、リーダー?にアラインするんじゃなくて、リーダーがいっていること、リーダーが実質不在であることに不満があるっていう理由がおおいので。