0620
*1277019980*感性と理論に関するつぶやき
Twitterから転載。6/17~18。続き物のTweetなのに部分的にfavっている人がたくさんいるからまとめておかないともったいない気がした。
@sijyo_no_oteire なぜ理論や方法論より感性が先なのか。それは感性がいつどんな理論や方法論を使うべきかを識別できなければ、いくら理論や方法論をもってても結局使うタイミングがつかめず宝の持ち腐れだから。レシピを知ってても味音痴ならだめ。さらにレシピのように料理ごとに方法が用意されてるわけでもなし
理論や方法論を感性に基づいてチョイスしている時点で台無しじゃないか
僕にとって「感性」は教えることも学ぶことも積み上げることも出来ないものであり、「理論」は教え学び積み上げることが可能なもの。猿とバナナに例えるなら感性はジャンプ力で理論は踏み台の箱。積み上げた上から跳ぶのであって、跳んでから積むのではない。
まだ誰もやったことのないことをしたい、つまりまだ取られていないバナナを取りたいのなら、箱を積まずにジャンプしても無駄だ。過去何千年、数えきれない数の猿がそれをしたから、もうそんな方法で届く所にバナナはない。
もちろん、どちらかの意見が正しいというわけではなく、感性や理論って言葉は明確には定義されていないということだ。そして僕の「感性は積み上げることが出来ない」という定義に同意するならば、そこから「理論より感性を重視するスタンスは新しいものを生まない」という結論が導出されるのではないか?
hr
@tcsh 経験に基づく見識、と置き換えてみるとか RT @nishio: 理論や方法論を感性に基づいてチョイスしている時点で台無しじゃないか
たしかに、僕は「感性」は人に伝えることが出来なくてかつ積み上げることが出来ないもの、「理論」は人に伝えることが出来てかつ積み上げることも出来るもの、と定義したけども、世の中にはこの二つ以外のものも存在する。「言語化されていない経験知」だ。例えば自転車の乗り方を覚えたとして、これは言葉によって他人に伝えられるわけでも言葉で伝えてもらっただけで自転車に乗れるようになるわけでもない。そして自転車に乗れなければ多分バイクや曲芸自転車に乗ることは出来ない。つまり、人に伝えることが出来ず、積み上げられる。
僕の定義ではこういう「言語化されていない経験知」は「感性でも理論でもない」という分類になるが、「言語化されていない経験知」を「感性」と呼んで、僕が感性と呼んだようなものを「センス」と呼ぶ、って定義も可能だ。
hr
@Nikoriks 手下猿にバナナを取らせる方法を発明したのがエジソンじゃなかったかな @nishio もうそんな方法で届く所にバナナはない。
*1277022272*いろいろなものが安いなぁ
4000円を切って来た。80%オフか。
こっちは72%オフ。悩ましい。
*1277054820*暑くて眠れない
ぎー
*1245454540*需要と供給
この研究はもっと評価されるべき!
*1245466286*TAGBOAT SUMMER AWARD 2009に来ています
Twitterから転載:
何を持っていけばいいか正直初めてのグループ展なのでわからないから、とりあえず何でもかんでもかばんに入れているナウ
about 2 hours ago from web
ずっと作品のそばにいるべきものなのかどうかもよくわかっていない。でもとりあえず僕の作品は解説があるのとないのとで雲泥の差なのと、大部分の人はポートフォリオを見てくれないだろうってので作品の脇に貼る解説は作っておいた。行きにコンビニで印刷して画鋲を買う
about 2 hours ago from web
kaorun @nishio 逆に人がいると近づいてじっくり見にくい、って人もいるので、べったり貼りついてるより時々ふらふら出かけてるのもよいと思いますよ。真剣に興味があったら、人が来るまでそこにとどまってたりしますし。
@kaorun そうですよねー。常時いるとなんか宝石ショップの店員みたいで怖いですよね。
そう考えるとやっぱり作品と同じデザインのTシャツを作って着るべきだったか…
tokoroten @nishio ライフゲームTシャツきてったら?
@tokoroten ライフゲームTシャツでは同一性判定に失敗するだろw ライフゲーム知っている人じゃないとライフゲームであることすらわからない
@tokoroten ちなみに今日のTシャツは漂白剤で部分的に漂白した黒Tシャツである。
会場にてとりあえず解説文章の掲示と、机を作ってポートフォリオを開いた状態で置いておくのをやった。だって少なくとも僕個人としては椅子の上に置かれた閉じた冊子は手に取って開くのがためらわれるもの。
で、貼り付いている人少なかったのでとりあえず外に出てきてブログを書いているナウ。書き終わったら下に戻る。
hr
ふー、せっかくなのでポートフォリオを見てくれていた人に声をかけた。知らない人と話すのは心理的に大変だ。知らない人が800人くらいいるのは平気なんだが1人だとつらい。なぜだ。
hr
やっぱり何度見てもサンショウウオの存在感は圧倒的だ。僕の作品には存在感がない。「数学という神をあがめる宗教画」なのであれば圧倒的な存在感や畏怖もあってしかるべきだが今の作品にはそういう力がない。うーむ。改善すべきだがどうするかなぁ。
*1245472471*量子化ノイズ
一件うまく描けているように見えるこれ:
この辺りがダメですね。
直した:
あれ、途中から太くなるのは量子化ノイズとは別の要因なんだ?ふーむ。
before/after
並べてみるといかに最初の図がガタガタだったかわかる。
*1245496485*新しい七分割
帰りの電車でひらめいてしまった。点対称!
しかし12個の頂点を美しく配置する必要があり、人力でできる気がしないのでコードを書く。辺の長さが最少になるようにしたいので二次関数の最適化問題だから共役勾配法を使うべきだな。うん。
めんどくさいので遺伝的アルゴリズムで書いた(ぉ
まずこれが辺の長さを最小化すべきグラフ、固定点が座標、移動点が添字でかいてある。
|python|
edges = [
(0, (1, 0)),
(0, (1, 0)),
(0, 1),
(1, (2, 0)),
(1, 3),
(2, (3, 0)),
(2, (4, 1)),
(2, 4),
(3, 4),
(3, 5),
(4, (2, 2)),
(5, (0, 2)),
(5, (0, 3)),
]
||
距離を求める関数を作る
|python|
from math import sqrt
def calc_dist(xs):
ret = 0.0
for (v1, v2) in edges:
if isinstance(v2, tuple): # v2 fixed
x2 = v2
else:
ret += sqrt((x10 - x20) ** 2 + (x11 - x21) ** 2) return ret
||
突然変異をさせる関数とランダムな初期値を作る
|python|
from random import gauss, random
def mutate(xs):
ret = []
for i in range(6):
ret.append(
(xsi0 + gauss(0, 1), xsi1 + gauss(0, 1))) return ret
||
あとはコンピュータがひたすら頑張るだけ。
|python|
for i in range(1000):
children = [mutate(cur01) for i in range(1000)] cur.extend((calc_dist(xs), xs) for xs in children)
cur.sort()
print cur
||
実行すると
[(10.066974460981866, (1.0093958273824633, -0.10241337817317504), (1.67596128193252, -0.088355447743802051), (3.2439881038316933, 1.0639891791625744), (2.1424292236222975, 0.594492140279546), (2.3347757185495399, 1.4530289576181918), (0.010060747437447629, 2.2030633802780248))] あたりで収束した。突然変異の大きさを抑えてここから再スタートしてみよう。
こう書き換えるだけ。
|python|
def mutate(xs):
sigma = 0.1
ret = []
for i in range(6):
ret.append(
(xsi0 + gauss(0, sigma), xsi1 + gauss(0, sigma))) return ret
cur = [(10.066974460981866, (1.0093958273824633, -0.10241337817317504), (1.67596128193252, -0.088355447743802051), (3.2439881038316933, 1.0639891791625744), (2.1424292236222975, 0.594492140279546), (2.3347757185495399, 1.4530289576181918), (0.010060747437447629, 2.2030633802780248))] ||
今度は(removed)になった。説明忘れたけど最初の数字が辺の長さの合計ね。
最終的にこうなった。(removed)
hr
描いた。
あー。辺の長さの最小化より面積の差の最小化とか線分の長さの均質化の方が良かったか。辺は確かにピンと張られて120度風になっているけど、美を感じない。
hr
あ、そして
||
(0, (1, 0)),
(0, (1, 0)),
||
バグ発見。
辺に貼り付きすぎないように制約を入れて最実行。
わりといい感じになった。画面の端をまたぐ辺の途中で微妙に折れ曲がっているのは特定辺の傾きが一致するような制約を入れてぴったりまっすぐにすべきだな。