NFT事情観察
NFT周りについてちょっとだけ観測してたら案外海外の人達が「NFTに投稿してる人は嫌い。フォローやめます」みたいなのがあるらしいことを知った
心情的にはなんとなくわかるが、海外はそれほどアーティストがお金を稼ぐようなことに対してわりかし寛容だと思っていたのでこれは意外に感じた
しかしなぜここまで否定的なのかもちょっと不可思議だった
盗作があるとかNFTそのものの技術的な問題はわかりつつ、当人がやる分でそこまで批判されるんだ?という驚き
これが一時的な批判なのか永続的なものなのか知りたい
一時的な批判 -> 最近で言えばYoutube?
プロ(芸能人とか)がたくさん入ってきてから批判も薄れた印象
永続的な批判 -> 犯罪行為など
個人的なNFTについての気持ち
割とフラット、なつもり
技術者としての「何かに使えるのでは?」という技術的好奇心は多少ある
単純に今回のも「なにか特別な理由があるのか?」と思ったら案外ぱっとわからなかったことが起因
所持出来ないことに何万円も何億円も値がつく事が理解できないのは理解できる
一方でそのぐらい価値の理解できないものは世の中にたくさんあるな、という気持ちもある
高級なワインとか
高級らしい壺とか皿とか絵画とか(本当のアートそのもの)
推しの投票のために大量に買われるCDやらグッズやらとか
動画プラットフォームの投げ銭系のもの
しかしあくまでも「自分が価値がわからない」だけであって買う人が価値をわかってるなら否定されるようなものとは当然思わない
ので「出品してるアーティストは嫌いだ!」とまでなるのはちょっと不思議も大きい
自分でやるかというと全くその気もない
そもそも絵とか描かないし・・・
出品する時にガス代にx万円とかかるっぽいし「えっ、よくみんなこんな博打するな」という感覚がある
見つけた意見
否定派
環境破壊
この話が一番多く見られる
大量の電力を使うため、
→ これは仮想通貨などブロックチェーン全体の話?
と思ったけど特にNFTアート自体が「そもそもそれ使う必要なくない?」みたいなのは含まれてそう?
だとすると、今後アートに限らずNFTは
盗作があるという問題
→今回は「アーティスト本人が行っていて嫌われている」なので除外
↑盗作周りとかまで含めたのはこのへんはこの記事が色々詳しそう
一方でセカンドライフはなぜコケたかみたいな話は「あれ?確かセカンドライフって細々と取引は続いてるんじゃなかったっけ?」という感じもした
詐欺というたとえ
→価値がわからないけど「後で上がりますよ」と投資のように売りつける方向に対してはそのとおり
詐欺的な被害が出ているという話
→危険だからやめておけ、という感じ?
→理屈はわかりそうだが具体的に危険な例がまだ見当たらない
単なるデータだから、という話
→前提として「アーティスト本人が行っている」ならば推しグッズや投げ銭とあまり変わらないような・・・?
不正なお金・マネーロンダリングへの加担
→これは確かに理解はできる
→とはいえ若干エッジケースをつついてるような気も・・・・?
プラットフォーマーを稼がせているだけ
→これはわかる
→わかるが「それでアーティストが稼いでいるならよくない?」という意見があったら「それはそうかもな・・」となりそう
肯定派〜中立派?から見てるっぽい否定派を想像した意見
アーティストがお金を稼ぐのが嫌ってだけじゃないのか
→結局こういう考えは特に日本以外でもあるってこと?
→でもpatreonとかがそんなに批判されてるようにも見えない・・
NFTが担保を完全とする機能ものをまだ適切に持ってないから(NFT自体が悪いわけではないという意見?)
権利保証機能?再販機能?返金?
→これだとしたら時間やプラットフォームの進化が解決する可能性はある?
→それにしては随分批判されてるような・・・?
誇大広告である
→これも加熱が落ち着けば問題ないということ?
本質的に資産性ではなくアートには関心を示されてないから
→ある意味これは一番わかるかも。握手券付きCDが横行して音楽ビジネスが変わってしまったみたいな
→とはいえこれには音楽ビジネスが衰退してた=アート市場が衰退している?みたいな前提があるからなのか?みたいな?
その他
本当にお金が困っている人は仕方がないのでは?という話
→アートで稼げる人が少ないという話っぽい
→なんとなくYouTuberとかの構造に似てるのかも?
結論
あんまりわからなかったのが結論・・・
ひとまずありえる可能性として下記になりそう
(クリティカルに納得できる意見が見つからず肯定派っぽくなってる・・・)
想像以上に環境破壊に皆が敏感である可能性
「海外の人は日本よりも稼ぐことへの他者批判が無い」という前提がそうでもなかったという可能性
前提が欺瞞的であるのでそこに「巻き込むな」「巻き込まれるな」というある種の心遣いの可能性
加熱しすぎている市場に対する対抗意見である可能性(時間経過により解決するもの?)