選挙
選挙について今後自分はそう考えるということだけど、この10年は政権交替可能な二大政党制という幻想にとらわれて思想を育てることができなかった
そうすべきだったというのは全部後知恵であるということは理解のうえで、自分は今後そういう前提でいろいろ考えるかな
シングルイシュー化は複数の政治的立場の違いを乗りこえて連帯をつくるために必要になる
だが一方でそのイシューに対する対応だけであって組織的な対応はできない
また、シングルイシューはそれ自体複雑な構造をもっているがそれを細分化していけばシングルイシューというものは崩壊する
例を出せば、「解釈改憲に反対する」という立場にグラデーションがある。手続論的な意味で適切に改憲しろ、なのか、改憲そのものに反対なのか、そもそも解釈改憲における目的であるところの政治イシューを叩くのか、そういった複数の立場がある。この複数の立場を一旦眼をつぶって協力するためのスキームがシングルイシュー化である。
これは、あきらかに短期的な目標実現のための一時的和睦みたいなもので、長期的な組織形成に適さない。選挙協力そのものが目的化して問題となる議論内容への理解が深まらない。SEALDs以降の政治イシューが深まらなかったのはそのためである。