『日本画とは何だったのか』(古田亮)
近代以降の日本画の展開の叙述として教科書として優れた著述。
あれがないこれがないと言いだせばキリはないが、当面のところこれより幅広く近代日本画について扱う本はでないものとはおもう。
「クレオール化」の一言ですべてを切りすぎていて、内在的な展開について記述できていない点は本書の欠陥ではある。
#202401