メタバース
はじめに注意
business jargon (= annoying word) としての声が大きすぎる
いわゆるマスゴミやマーケティングコン猿タント
消えゆく人たちなので放っておいて良い。R.I.P.
ちゃんとしたマスコミやコンサルタントの話か要確認
定義は人それぞれ
我々が生きる世界 (universe) に以上の特性を持つ別の世界
「universeの特性」とは何?
人それぞれ。
我々が universe でできること以上のことができる別の世界
「universeでできること」とは何?
人それぞれ。
数学のuniverseのような厳密さは無い
本当に「メタ」?
meta + verse
「meta-」という接頭辞は適切か?
(日)形而上学,(英)metaphysics
仮に複数の世界(universe)があったとしよう
それらuniverseたちの上位概念が「メタ」では?
メタバースと呼称されているものはまだaltverseに過ぎないのではないか。
それでもuniverseの単なる劣化コピーではないaltverseができつつある段階。
別世界
我々が生きる世界 (universe) とは別の世界=別世界
「別世界」というアイディアは新しいものではない
古代から人類は神話や伝承などで別世界を想像してきた
別世界物のお話は古来からある。
いまだに異世界転生モノのライトノベルが沸き続けている。
https://gyazo.com/5bbb6b4f21e42d4b99f155fedfeb2c34
画像はBing検索による。
ガリバー旅行記
ジョナサン・スウィフト, 1726年
https://gyazo.com/8f0b933af94a60edebf052fd2e807607
挿絵はFerdinand-Philippe d'Orléans,1830年
不思議の国のアリス
ルイス・キャロル,1865年
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f2/Alice_par_John_Tenniel_11.png
挿絵はJohn Tenniel, published,1865年
Snow Crash
メタバースという言葉もずいぶん昔からある
Neal Stephenson, 1992年
https://gyazo.com/c109fcbd18b14f1a67210db317dcb4f6国家体制が機能を失い、フランチャイズ国家が割拠するようになった世界。テクノロジーは世界中にいきわたり均衡し、アメリカが優位を保っている分野は音楽、映画、マイクロコード、高速ピザ配達の4分野。主人公のヒロは現実世界ではピザ配達人、メタバースでは剣士。
その他
映画「マトリックス」などなど
Second Life
Linden Lab, 2003~
2022年現在、まだ継続
アクティブユーザー数は数万らしい。
https://gyazo.com/d3c2573c6b43c5239ed99073140c6aae 佐々木もまだ登録が残っていました。Takashi Hawkersという名称らしいです。多分ファーストネームから自動的に割り当てられられたのだと思います。
いまいち流行っていないように思う。
なぜ過疎る?
人数の問題ではない。密度の問題
グラフで言えばノード数ではなくエッジ数が重要
ネットワーク効果が働かなかった
「シム」と呼ばれる仮想空間に同時に50人までしかアクセスできなかった。
自由、というか無計画に空間を作れ過ぎたので、「人口密度」が低かった
セレンディピティーに頼るしかない
同時刻にユーザーたちが集まる仕組みがなかった
場所は乗り越えられるがタイムワープはできない。
アクティブユーザー数では現在のVRchatより当時のSecond Lifeの方が多い。
数千ユーザー vs 数万ユーザー
アクティブユーザーの定義にもよるが
VRchat
2014~。2017年からはSteamを介してリリース。
Steamは広く普及しているゲームプラットフォーム
https://gyazo.com/6427c1514789ac679ef9738da67095d0ゲーマーやギークと相性が良い。ワールドごとのテーマ特長がはっきりしている。似た嗜好を持つユーザーが集まりやすい。
囲い込みのバランス
VRchatの外(ゲームやSNSなど)と連携しやすい。
人的ネットワークを持ち込みやすい。
Unityをソフトウェア作成のコアとして採用
ゲームの製作でよく使われるのでとっつきやすい
ケータイのアプリよりiOSやAndroidのアプリを開発しやすいのと同様
Virbela
バーチャルオフィスを指向した仮想空間プラットフォーム
バーチャル学会発表、バーチャルオープンキャンパス、などで使われている例がある。
完全に多言語化されている。
https://gyazo.com/4cb82b097ad4f6783c3d86e1b63e856d Virbela Open Campusを訪れてみた。デモなので特に何かイベントが開催されているわけではない。うろうろすることではなく仮想施設を訪れて会議などを行う目的がはっきりしている場合に適していると感じた。
Cluster
クラスター株式会社(東京)が開発
日本ではバーチャルコンサート、バーチャル製品発表会などで使われている。
バーチャル東京大学を見ると「ブラウザ版」と「cluster版」がある。
https://gyazo.com/8ada0f9d5540e850aa7e0065d5880788 https://vr.u-tokyo.ac.jp/virtualUT/
Microsoft Mesh
https://gyazo.com/fadfe27f701fb81d3ebdaaeded1a1626
P2P型ファイル同期サービスであったMicrosoft Live Meshとは別物
関連項目