漫画アプリのUI・UX検証
昨今の事情から大手出版社の漫画アプリで人気作品のイッキ読みキャンペーンが続々と開催されています
漫画大好き侍としては是非この機会に色々読んでみたいということでアプリをダウンロードして使ってみたのですが、アプリによって使用感がかなり異なることが気になりました。
そこで今回は3種類のアプリの一話の最初から最後のページまでに限定して比較 を行います
対象ごとの使用感
比較対象A
https://gyazo.com/e78dc034d09b7a9c72179e83752f1eec
広告量は普通
全画面もしくは画面中央のため誤タップで遷移してしまう
「いいジャン」を押させようとしてくる
唯一スワイプで次の話に移動できない
onuma.icon え、じゃあどうやって次の話にいくの?(ちなみに次のページに移動するのはスワイプでいいんだよね・・・?)
nakatanihiroaki.icon 次の話っていうボタン押します(画像は最新話だったために非表示ですね...前の話の反対側に出ます)
比較対象B
https://gyazo.com/b1c418213f8f6ff8a41126c29c6bf25e
広告量は普通
全体に判定があるわけではないので誤タップは少ない
最終ページでスワイプすると次の話に移動できる
最終ページの広告が中央配置なのがトラップ
「次の話を読む」が比較的上部にあるので押しにくいかも
全体的にシンプルな操作性
比較対象C
https://gyazo.com/95585b94b281fcb31f613167f8e42ae5
自社広告が存在
最初のページで作品中央にページ数を表示するのは如何なものか
「このマンガが面白かったらここを押してね」でスワイプ動作が一回つまる
最終ページは中央に要素が集まっていて誤操作を招く
UX的観点からUIを考える
Steven Hoober氏のモバイル端末の使用の研究で、49%の人が片手の親指を使ってモバイル端末を操作していることがわかりました。下の絵の携帯電話の画面に描かれている図は、親指がどこまで届くかを色によって表したチャートです。 https://data.uxmilk.jp/wp-content/uploads/2016/08/1-0WzaG6f9H4_OM06b7mqnPQ.png
スマホを片手で操作した時に心地よく届く範囲(出典:uxmatters)
umamichi.icon この図を考慮してデザインされたUIはめっちゃ使いやすいよね。スマホUIはこれが全てな気がする
マンガアプリの場合を想定するとページをめくる動作はスワイプによって行われます
この図でいうと指は基本的に緑のエリアに固定されることになります
著者的に良い・イマイチと思ったUI・UXポイント
👍良い
スワイプ動作のみで次の話を読める
単行本で読んでいるような体験に近い
広告の位置・ボタンが画面中央から外れている
誤操作での遷移を防ぐ
😞イマイチ
終了ボタンの位置が高い
ヘッダに位置していることが多く、親指では非常に押しにくい
補足
広告記事の契約内容がどういうものわからない...
もしかしたらどうしょうもないジレンマがあるのかも...
onuma.icon ちなみに広告は課金すると外せたりしますかね?無料なら広告が出るのは仕方ない気がしますね😓
出典
👍 onuma onuma.icon がいいねしました on 2020/5/3