ニード・フォー・スピード
23年前のインターネットは今の時代と比べてかなり違います。インターネットスピードが遅くて、大抵の人はダイヤルアップ接続を使っていました。なので、その時のウェブサイトの表示速度は遅かったです。しかし、今のインターネットスピードがその時と比べて速くなっても、たくさんのウェブサイトの表示速度はそれほど速くないです。
https://media.nngroup.com/media/editor/2020/05/08/change-in-page-load-time-vs-connection-speed-desktop.png
httparchive.org のデータによると、アメリカの平均インターネットスピードが増加しても、表示速度が同じままです。
予想通り、モバイルの方はより遅いです。モバイルから訪問すると、10年前から平均表示速度がだんだん遅くなりました!
https://media.nngroup.com/media/editor/2020/05/08/mobile-change-in-page-load-time-vs-connection-speed.png
アメリカのモバイルインターネットスピードが徐々速くなりましたが、モバイルウェブサイトの表示速度は二倍以上遅くなりました。
もちろん、ウェブサイトを表示するためにインターネットスピード以外の要因がありますが、インターネットスピードが速くなったら表示速度も速くなると普通に思われます。
「遅い」と言うのはどれぐらい遅いですか?
人々は 0.1秒の遅延を察知することができます(つまり、0.1秒以上になった場合はインスタントではない感じがします)。たった一秒の遅延は人の思考を中断することができます。その場合なら、ユーザーエクスペリエンスは自分がインタフェースをコントロールする経験からウェブサイトを待っている経験になります。このようなことはCV率*を低くします。
*CV率(コンバージョンレート):ウェブサイトを訪れたユーザーのうち、コンバージョン(サイトでの成果)に至ったのがどのくらいの割合かを示す指標です。たとえば、インターネット広告ならクリック数が100回で、そのうちコンバージョン数が1件であれば、コンバージョン率は1%となります。 数秒の遅延はUXに対してとても悪い影響になります。このようなことを証明する報告がいくつかあります。
2009: Google と Bingは0.5秒の遅延があっても、CV率がかなり低くなったと報告しました。 2010: Mozillaは表示速度が二秒速くなると、CV率が15%高くなったと報告しました。 2011: Gomezは150ウェブサイトからの15億のページビューで表示速度が二秒のサイトと比べて、表示速度が六秒のサイトを離れる確率が25%高ったと報告しました。 2016: GoogleはSERP*のロードスピードが0.5秒遅くなったら、直帰率が20%高くなったと報告しました。 *SERP (Search Engine Result Pages): ユーザーが検索エンジンで検索を行った際に表示される検索結果画面のことです。
2016: Googleはウェブサイトの表示速度が三秒以上になった場合では、53%のモバイルセッションが終了したと報告しました。 2017: Akamaiは17のリテーラー(70億ページビュー)のデータをまとめて、CV率は表示速度が二秒以下のウェブサイトに最も高かったです。表示速度が遅くなった場合にはCV率が50%低くなって、直帰率が高くなった(特にモバイルユーザー)と報告しました。 2018: BBCは表示速度が1秒遅くなるごと、10%のユーザーが離れます。 まとめ
一秒以下の表示速度は理想ですが、たくさんのコンテンツがあるウェブサイトはそのような表示速度を達することは難しいです。と言っても、以上の報告によると、表示速度が一秒でも速くなっても、UXとCV率にとってはとてもいいことです。
👍 Nishiyama Yudai nishiyamayudai.icon がいいねしました on 2020/6/5
👍 ArakiTakaki ArakiTakaki.icon がいいねしました on 2020/6/5
めちゃくちゃ関係ないがゲームを思い出しましたw