クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
略称はCC。
CCライセンスとはインターネット時代のための新しい著作権ルールで、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を自由に使って構いません。」という意思表示をするためのツールです。
CCライセンスを利用することで、作者は著作権を保持したまま作品を自由に流通させることができ、受け手はライセンス条件の範囲内で再配布やリミックスなどをすることができます。
自身の作品をより流通させるためならある程度著作権を放棄しても構わないと考えている著作権者も少なからずいます。
インターネット上のコンテンツは著作権侵害されやすい反面、拡散性に優れているため、無名のクリエイターでも注目を浴びるきっかけが得られやすという側面があるからです。
そこで、著作権者の許可する範囲内であれば自由にコンテンツを使用できることを証明するのに有効なのが「クリエイティブ・コモンズ」です。
クリエイティブ・コモンズは著作権あり(Copyright)と著作権放棄(Public Domain)の中間に位置する。
CCの中にも4つの要素があり、これの組み合わせで全部で6種類のCCライセンスがある。
BY(表示)
著作者や作品に関する情報を表記する
NC(非営利)
営利目的での利用を禁止
ND(改変禁止)
作品自体の改変(加工・編集)は行わず、作品の全部または一部をそのまま利用する
SA(継承)
作品を改変して新しく作った作品のライセンスは元の作品のライセンス内容を引き継ぐ