D2025_K2
課題2 ためらいの解決
概要
欲しいものが見つからないけれど、店員さんに声をかけづらい。先生に質問があるけれど、大教室では注目されそうで恥ずかしい。気になる人がいるけれど、会話のきっかけが見つからない。そんな「ためらい」や「気まずさ」は、誰にでも経験があると思います。
今回の課題では、親しくない相手に話しかけるときの微妙な気持ちを解決するアイデアを考えてもらいます。アイデアを増産する道具には、How Might We(HMW:どうすれば我々は〜できるだろうか?)を使いましょう。
課題の取り組み
まず、チームでひとつシチュエーションを決めてください。
可能であれば、そのシチュエーションを実際に観察して、なんで気まずいのかを考えてみましょう
次に、その気まずさを解決するためのアイデアを HMW をもとに10個考えます。
例)
シチュエーション
授業で「質問ありますか?」と尋ねると、たいてい気まずい沈黙が流れて、微妙に凹む
① 良い面を伸ばす
どうすれば学生は質問がないとことを謙虚に意思表示できるだろうか?
② 悪い面を除去する
どうすれば学生の質問が恥ずかしいという心理的ハードルを下げられるだろうか?
③ 反対を探す
どうすれば質問する立場と質問される立場を交換できるだろうか?
どうすれば質問することがかっこよくできるんだろうか?
④ そもそもの質問
どうすれば質問のいらない授業ができるだろうか?
⑤ 形容詞で考える
どうすればゆるい質問が奨励できるだろうか?
⑥ 他のリソースを活用する
どうすれば口頭ではなく質問ができるだろうか?
⑦ ニーズやコンテクストから連想する
どうすれば質問したくなる授業ができるだろうか?
⑧ 原因の立場になって考える
どうすれば「何を質問して良いのかわからない」学生を補助できるだろうか?
⑨ 現状を変更する
どうすれば座学を実習にできるだろうか?
⑩ 問題を分割する
どうすれば我々は、教員を不安にさせず/学生を安心させられるだろうか?
最後に、10個の中から「これは面白そう」と思う切り口をひとつ選び、アイデアから導かれるデザインによって問題が解決される様子をスケッチしてください。
ヒント
アプリ、WEBサービス、プロダクトによって解決できるものが、スケッチしやすいでしょう
提出物
スライド (pdf もしくは pptx)
1ページ目
タイトル
チーム番号
発表者の名前と学籍番号
2ページ目
問題のシチュエーションをイラストや写真をまじえて説明
問題を実際に観察した場合は、その旨を記載
3ページ目
HMW ①〜⑤までを文章で説明
4ページ目
HMW ⑥〜⑩までを文章で説明
5ページ目以降
アイデアから導かれるデザインによって問題が解決される様子をスケッチしてください。
複数枚でも良い。
評価基準
シチュエーションの良さ (現実に基づくか、ユニークであるか)
アイデアがHMWで量産されたか
スケッチの伝わりやすさ
スケッチはアナログでもデジタルでも構いませんが、手で書いてください
スケッチは、早く楽にアイデアが伝える方法だから。
絵そのものが上手か下手かは評価に関係ありません。
発表時間を有効に使えたか
提出方法
11月5日(水) 12:00 までに下記からスライドを提出してください (プロジェクトにつき1つで良い)
ファイル名にチーム番号を含むこと
11月6日(木)の授業では、1チーム2分ぴったりでアイデアを説明してください
発表順は当日決めます
発表資料は提出されたスライドを使用します
所用につき発表できない場合は、他のチームに代行してもらってください