隠遁弁護士の死
TDL.icon
火曜日に、引退した法廷弁護士(
Barrister-at-law
)の
ジェームズ・アルフレッド・ヘンダーソン
氏(88歳)の
検死審問
が開かれた。テンプルのペーパー・ビルディングにある彼の部屋の暖炉の前で倒れているのを、家政婦のモートン夫人が発見した。
モートン夫人は、週に一度、部屋の掃除のため、ヘンダーソン氏が引退した20年ほど前から雇われている。
倒れているヘンダーソン氏の顔色が良くなかったので、サージェンツ・インのボルトン医師を呼びだした。ボルトン医師が到着する前にヘンダーソン氏は死亡した。
ヘンダーソン氏の隣に住む法廷弁護士のウィリアム・ヘンリー・ハリソン氏によれば、故人は一昨日から身体の不調を訴えていたという。
ボルトン医師は、非常に衰弱してやつれているようだと証言した。
死因は
敗血症
によるものと見られる。
陪審
は、医学証拠に従って評決を下た。
from
18840821
関連記事
/icons/hr.icon
#倫敦日報記事