酪農夫の自殺
先週の火曜日の朝、いつものように仕事へ出かけた。夫が死んだという知らせが妻へ届いたのは朝の8時だった。
朝の6時にロバート・フライが、馬の用意をするために厩舎に入ると、異常な音が聞こえてきた。音のした屋根裏の干草置き場へ行くと、干草の上に倒れているトーマスに気がついた。そして干草は流れた血で覆われていた。 フライが、トーマスの様子を見ると喉から出血しており、右手にナイフが握られているのに気づいた。
同僚のジョン・ジョンソンもすぐに駆けつけ、その証言を確認した。そして、彼が最近不安な様子だったと話した。 ハンドリー巡査が呼ばれ、すぐに医師を呼んだ。
そのナイフは、厩舎に置かれていたもので、砥がれた直後だと判明した。
トーマス夫人は、夫が最近妄想に取り付かれていたと証言した。
故人の母は、家族に狂気が拡がっていたと述べた
彼の姉妹が精神病院にいることや、叔父も自殺していたという。
息子の死に深い悲しみを見せながらも動揺は隠せなかった様子。
陪審は、不安定な精神状態により自殺したとの評決を下した。 関連記事
/icons/hr.icon