熱い魂の封入されたどこでもドアはいくつあるか問題
呼び込み効果による転送に関して空間を移動することができる装置としての扉がある場合、その扉が複数あるときにそれぞれの関係はどうなっているかについての考察。 通常の扉においては、扉一枚分の距離を通り抜けることができるだけである。
ここに、熱い魂の封入された扉が2つあるとする。それぞれの扉は熱い魂によるリンクの関係にある。 仮にこの2つの扉をA,Bとした場合、AからBへと通る移動することが可能である。逆の場合も同様である。この2つの扉の位置が離れていたとしても、その距離に関係なく移動することが可能である。
それでは、このような扉が複数ある場合、扉を抜けた先はどこになるか。
考えられることはいくつかある。
リンクの関係は特定の2つの扉一組だけであり、そのようなペアがいくつかある。その組み合わせの既知/未知はまた別の問題である。
どの扉とつながっているかは超時空体の意志によりランダムに決定される。
スチームパンクスにおいては、熱い魂により行き先を任意に決定できる。ただし、行き先の扉は既知のものだけである(ルーラ制限)。 行き先が任意に選択できるようにリスト化されている。
未知の地点でも移動可能。
扉を抜けた先がどのような状態かは不明。
行き先がリスト化されているが、そのリストは未知の記号類で示されているために目的地の詳細は不明である。
c.f フレデリック・ポールの『ゲイトウェイ』では、未知の運航システムを持った宇宙船が登場している。目的地不明の宇宙船に飛び乗るのは、一見絶望的であるが、一攫千金の機会があることもまた事実である。 さて、ここまで複数の扉に関して述べてきたが、それは扉が複数あり、遠隔地に配置されていることが前提であった。
しかし、実は扉は一つしかなく、超時空体的に異なる場所に出現していたとすればどうなるのだろうか。
その場合においては、超時空体的に一つの扉が異なる時空間に存在していたことになる。この場合、扉ではなく異なる時空間に対して熱い魂がリンクされていたと考えられる。
超時空体の熱い魂の効果が、物質そのものにかかるのか。あるいは熱い魂が効果をもたらす現象に過ぎないのかはかねてより議論されていることである。
Qpen.icon 時空間を移動できる扉、あるユニバースにおいてはどこでもドアと呼ばれている。 また、空間だけでなく時間を移動できるとする考えもある。