工作機械販売で新手法:マンチェスター機械工業
TDL.icon マンチェスターにある工作機械メーカーのマンチェスター機械工業は、今後の同社の製品に関して新たな方針を発表した。 これまで工作機械の販売に関しては、受注に応じて製造販売していたが、新しい機械では汎用機械とし、用途別に機械作業に最適化した仮想人格によるライセンス販売に以降するとしている。機械の販売に関してはリース契約とし、機械を取り扱うためのライセンスを仮想人格により契約する形だ。 発表によれば、現在の工作機械に関して、技術革新が早く新たな工作機械もすぐに陳腐化し、新しい製品に対して競争力を失ってしまうという。古い機械で無理な作業が増え、労働者の負担も増えることも問題となっていることもあり、常に新しい製品・常に最適化された作業環境を提供することを目指している。
マンチェスター機械工業では、工作機械を製造原価に近い価格で提供し、仮想人格のライセンスで利益を確保する狙い。仮想人格ライセンスにしても、労働者の人数や期間により費用が異なる。また、新しい工作機械の入れ替えや、仮想人格の入れ替えも、随時対応するとしている。
仮想人格をめぐる労働に関しては、労働貴族と呼ばれる高度な技術を持った職人や労働者が、自らの技能を仮想人格化してライセンスすることも増えているが、必ずしも労働環境と合っていないケースもあり、問題となっている。 メーカーにとっては、自社の機械を定期的に導入する利点もあり、運用企業も労働者の技能管理に有効な面もあり、関心が高まっている。
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