孤児院支援の募金の記事は詐欺か
TDLimg.icon 雑誌編集者ウィリアム・スミスが、孤児院支援の募金の記事を載せたところ、実際には詐欺であり、孤児院の設立計画はないことがわかった。倫敦警視庁はスミスを詐欺に加担したとして逮捕したが、スミスも有名な詐欺師のジョージ・クレイによる詐欺を信じて、1000ポンドを騙し取られていたことがわかった。 クレイは、コーンウォールにあった施設にスミスを案内し、孤児院を建設するために購入予定だと伝えた。スミスはこの言葉を信じて、自身の編集する雑誌に記事を載せ、寄付を募った。しかし、実際に孤児院建設の話はなく、詐欺ではないかと疑われた。
雑誌の読者の一人が、記事にあった建物が、かつて救貧院として使われていたが、老朽化のために新たに救貧院を建設した後にそのままになっていることを知っていたことから、問い合わせて発覚した。
雑誌の口座に集められた寄付金は3,200ポンドあったが、全て返金するとしている。詐欺師に渡る前に発覚したことは幸いである。しかし、スミスは、直接クレイに1000ポンドを渡していたために被害を受けた。
倫敦警視庁のレストレイド警部によれば、スミスに詐欺の意識はなく、直接被害にもあっているために、詐欺に加担したわけではないとして釈放した。 関連記事
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