偽造された導引機械技師徽章が出回る
TDL.icon 倫敦警視庁は、行商人のジョン・マニングを偽の導引機械技師徽章を作製・販売したとして逮捕した。マニングは、街頭でピンやバッジなどの服飾品を販売していたが、昨今の導引機械の普及と技師の不足からくる導引機械技師の人気とその徽章の希少性から、偽の徽章を作製して販売することを思い立った。しかし、本物の徽章を見たことがないため、導引機械協会に出入りする技師たちを観察してデザインを真似たという。しかし、それは素人目にも偽物とわかるデザインで、また、材質もブロンズで作製したために、すぐにさび付いてしまうなど、劣悪な品であった。それでも、マニングによれば、作製した100個の徽章の内、60個ほど売れたという。マニングは、この徽章を他の売り物の徽章と混ぜながらコヴェント・ガーデンで1個15シリングで販売していたという。 導引機械協会によれば、導引機械技師徽章は導引機械協会により認可を受けた者のみが貸与されたものであり、他者への譲渡や賃貸は禁止されているとしている。
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