ブレディクソン商会、冷凍貨物船ベルゲルミルを売却
TDL.icon アルゼンチンをはじめとする南米貿易で知られるブレディクソン商会は、現在ブエノスアイレスに係留中の冷凍貨物船ベルゲルミルを売却したと発表した。冷凍貨物船ベルゲルミルは5,000総トンで、ブエノスアイレスとリヴァプールを結び、牛肉などの冷凍貨物を運んでいた。 しかし、ブレディクソン商会は、創業者のジェームズ・ブレディクソン氏の死後、経営を引き継いだ長男と次男が対立、経営が悪化していた。ベルゲルミルは、ブレディクソン商会に大きな利益をもたらしていたが、船の冷凍機が故障したため、現在は、ブエノスアイレスの港に係留されたままであった。そのため、維持費のかかるベルゲルミルの処遇について修理するか、売却するかで役員の対立が起こり、結局は売却にいたったようだ。
ブレディクソン商会では、売却先や金額などについて明らかにしていないが、ロイズの関係者によれば、クレイトン財団が購入したという。キーン家を中心とした西ヴィクトリア市の財団が、冷凍貨物船を購入した意図などはわかっていない。 関連記事
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