サリー州ストーク・モーランでロイロット博士が蛇に噛み殺される。
TDLimg.icon サリー州警察の発表によれば、7日未明、ストーク・モーランにあるロイロット家で、当主であるグリムズビー・ロイロット博士が、屋敷内で飼っていた蛇に噛まれて死亡したことがわかった。 ロイロット家といえば、かつては広大な所領を有した一族であったが、今ではストーク・モーランに多少の土地を持つだけであった。その当主であったグリムズビーは医師となり、インドで開業し成功したが、使用人に暴力をふるうなどの事件を起こし収監されたこともあった。インドで英国軍将校の未亡人と結婚し帰国していた。
夫人は前夫との間に二人の娘があったが、8年前の鉄道事故により死亡している。ロイロット博士の奇行はストーク・モーランに戻っても変わらず、インドから取り寄せた狒狒やチーターなどを飼っている。またたびたび暴力沙汰を引き起こしているが、多くは示談で済まされている。
事件が起きたのは、7日未明、ヘレンが夜中に突然大きな悲鳴を聞きつけ、ロイロット博士の部屋へ行くと、頭に紐を巻かれ倒れている博士を発見した。この紐のように見えたものが、博士の飼っていた毒蛇だったのである。毒蛇が何故、博士を噛むことになったのかは不明である。また、この蛇のことは、ヘレン嬢も家政婦も他の動物とは違い、存在を知らなかったという。
地元の警察では、博士が飼っていた蛇はインドの毒蛇であると発表した。 関連記事
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