アイルランド導引機械技師連盟

1889年12月にアイルランド独立運動家の一人リアン・ギャラハーにより、導引機械協会のダブリン支部が占拠された際に、導引機械協会から独立。新組織としてアイルランド導引機械技師連盟の設立が宣言された。

しかし、実際の活動を行う前に、導引機械技師たちも自らの立場が不安定になることから積極的に関与せず、リアンの投降によりもとの導引機械協会へと復帰した。

実際に関与した導引機械技師は。ジョン・オハラだけであり、かねてよりギャラハーと通じて、アイルランド独立運動家と通じていたようだ。オハラは、導引機械技師として、アイルランド独立運動家に対する捜査情報などを不正に、ギャラハーに渡していたと見られている。

また、導引機械協会の不正な行為として告発するために、一部の導引機械に不正な工作をしていたことも発覚した。

この事件により、導引機械技師の政治的・宗教的中立の確保が図られたが、実際には女王に対する忠誠だけは引き続き協会員の心得とされている。

また国教会の導引機械は天導機械のため、今回の騒動とは無縁であった。