19世紀英国法制史
概要
19世紀における各種法律に関する資料
自治体関係法
1835 Municipal Corporations Act 1835
1855 Metropolis Management Act 1855
Metropolitan Board of Works の設置
1888 Local Government Act 1888
工場法
1833年制定時…9歳未満の児童の労働を禁止。9歳~18歳未満の労働時間を週69時間以内に制限。その監督をする工場監督官の配置を義務化。
1844年改正…女性労働者の労働時間を18歳未満の労働者(若年労働者)なみに制限。
1847年改正…若年労働者と女性労働者の労働時間を1日あたり最高10時間に制限。
1867年改正…繊維産業のみならず、50人以上の工場全般が対象となる。
1874年改正…週56時間労働制の実施(平日=月曜から金曜まで1日10時間まで、土曜は6時間まで)。
工場法においては、その適用される業種が特定されているために、全ての労働者が対象となるわけではない。
穀物法
1815年 成立
1846年 廃止
鉄道規正法
1840年 鉄道規正法
薬事法
1868年 Pharmacy Act
毒物の販売権を、登録した薬屋と正規の医師に限定
毒物の販売規制
容器・包装紙にPOISONの明記
販売記録(日時・量・購入者氏名住所・使用目的)を専用帳簿につける
違反すると20ポンドの罰金。
特に規制なし(POISONの表記のみで売られていた)