カウンターカルチャー
ボヘミアン主義
1850年代~1910年代に、パリ、ロンドン、ニューヨークで起こる。産業革命による近代社会の価値観や中産階級の道徳観に反発した芸術家や作家が中心となり、貧しいながらも自由な生活を追求した。伝統的な規範にとらわれず、芸術的創造や個人の自由を重んじるライフスタイルが特徴。
ビート・ジェネレーション
1950年代に、ニューヨーク、サンフランシスコで起こる。第二次世界大戦後の豊かな消費社会や画一的な文化に反発した詩人、作家、芸術家が中心となり、既存の文学や社会規範を否定した。ジャック・ケルアックの小説『オン・ザ・ロード』やアレン・ギンズバーグの詩『吠える』が象徴的な作品。ジャズ、薬物、放浪生活を通じて、精神の自由を追求した。
ヒッピー文化
1960年代半ば~1970年代初頭に、サンフランシスコ(ヘイト・アシュベリー)、ニューヨークなどで起こる。ベトナム戦争への反戦と平和を強く訴えた。**「Make Love, Not War」**をスローガンに掲げ、共同生活(コミューン)、サイケデリックな体験、長髪や民族衣装といったスタイルを広めた。ウッドストック・フェスティバルがこの文化の象徴。
パンク・ロック
1970年代中頃~後半に、ロンドン、ニューヨークで起こる。1960年代のヒッピー文化の理想主義や商業化されたロックへの反発から誕生。社会の閉塞感や不満に対する怒りや反抗心を、乱暴でシンプルな音楽と過激なファッションで表現した。**DIY(Do It Yourself)**精神を重視し、安全ピンや破れた服、モヒカン刈りなどが象徴的なスタイル。セックス・ピストルズやラモーンズが代表的なバンド。
オルタナティブ・カルチャー
1980年代後半~1990年代に、シアトル、ニューヨーク、その他で起こる。パンクの後に続く世代が、メインストリームから距離を置く多種多様な文化を生み出した。ロック音楽では、ニルヴァーナなどのバンドが、商業的な成功を収めながらも反体制的な姿勢を貫いたグランジ・ロックが代表的。ヒップホップも、社会的なメッセージを込めた反体制的な表現として発展した。
インターネットとカウンターカルチャー
2000年代以降、オンライン空間、および現実世界で起こる。インターネットとSNSの普及により、従来の物理的なコミュニティに代わり、オンライン上で独自の価値観を持つ人々が結びついた。ハクティビズム(ハッカーと活動主義)、ヴィーガンやミニマリズム、デジタルデトックスといったライフスタイル、特定の社会問題に対する抗議活動など、多様な形で現れている。