No Other Land
イスラエル文化を少し学べるかなと思ったけど、壮絶なドキュメンタリーだった。オスカー賞受賞とかあるけど、映画でもなく、ドキュメンタリーなんだよな。軍の訓練地だからという理由での退去をパレスチナの人々が強制されている映像が映されていた。ただ理由がわからない。
人が狂っているから、世界が狂っているのだろうか。それとも世界が狂っているから人が狂っているのだろうか。または、狂っている状況こそがそもそも普通であり、我々は希望的観測を抱きすぎている傲慢な生き物なのだろうか。
ドメスティックな映画やアニメが昨今多いため、いまいち現実味を感じられなかった。感情の揺さぶりがなめらかだった自分を恥じるべきなのか、そういったメディアがそばにある環境を憎めばいいのだろうか。