ジャン=フランソワ・リオタール
ポスト・モダンの条件:知・社会・言語ゲーム』
意見
https://opac.ryukoku.ac.jp/iwjs0005opc/bdyview.do?bodyid=BD00003265&elmid=Body&fname=KJ00004859480.pdf&loginflg=on&once=true
現代の私たちが直面している社会のあり方を予言した哲学者
フランス
ポストモダニズム
ポストモダンの条件 (La condition postmoderne)
ユートピア予測とディストピア予測
リオタール・ディストピアとしてインターネットやAIが普及し、情報が経済の全てを支配するようになる未来を、40年以上も前に正確に言い当てた。
ポストモダニズム
それまで人類が信じていた「科学が発展すれば、世の中は必ず良くなるはずだ」といった「大きな物語(ナラティブ)」が崩壊し、もっと小さくて多様な、断片的な情報が溢れかえる社会状況のことです。近代主義への批判だが、70年代以降、この言葉は広い分野で便利に使われすぎてしまった。
効率性の一元支配:
すべてが「効率が良いか・悪いか」という尺度だけで測られる社会で、「役に立つか」「儲かるか」といった経済的な効率が、科学や学問、さらには個人の生き方までも支配してしまう状態。
多国籍資本による情報の一元管理:
今、私たちの生活はGAFAMのような巨大企業に依存しており、個人の好みや行動履歴が「データ」として管理・蓄積されています。個人の「知」や「関心」が、最終的には資本(利益)を増やすための材料として利用されている状況です。
学問の産業資本への取り込み:
かつて学問は「真理を探求するもの」でしたが、今は「いかに稼げるか」「いかに役に立つか」という経済的な目的(産業資本)に直結する研究ばかりが評価されるようになっている現状を指す。
リオタール・ユートピア
大きな物語」が崩壊することは、必ずしも絶望ではなく、抑圧されていた「小さな物語(多様な文化、個別の言語ゲーム、地域的な真実が復権する。また全体主義的な支配が弱まり、多様な視点が競い合い、共存する開かれた社会の可能性により、個々人が自分自身の真実を自由に語れるユートピア的な未来像と捉えた。
Techno-capitalism(テクノ封建制 or テクノ資本主義とも呼ばれ、とは、高度なデジタル技術、AI、ビッグデータを活用して、巨大テック企業が莫大な利益と支配力を生み出す現代の経済システムをしめしプラットフォームの提供者が領主、一般ユーザーが農奴のような構図になっていると批判的に議論
知識は人格の形成と不可分ではなくなり、知識は情報(商品)として扱われるようになった