AWS EC2のスケーリング
https://gyazo.com/ec401915b24c846275128e022841aac7
Auto Scaling
EC2 インスタンスをいい感じにスケーリングしてくれる。ELB と組み合わせて利用することが多いが、必ずしも組み合わせる必要はない。
https://gyazo.com/5834485df2a1d22f79a4a8a82dbe4336
Multi-AZ における分散
複数の AZ が存在した場合、Auto Scaling は AZ に均一にインスタンスが分散するように配置する。
Scaling Policy
シンプルスケーリングポリシー
ある時点を超えたら、どれくらい増やすかを1つのみ定義する
ステップスケーリグポリシー
ある時点を超えたら、どれくらい増やすかを複数定義する
ターゲッティングスケーリングポリシー
目標とする項目値を設定し、あとの細かいスケーリングは任せる
システムに問題なければ増やし、過剰なら減らしたいだけ
例) CPU 使用率を 50 % に保つようにスケーリングさせる
ライフサイクルフック
スケールイン/アウト後に処理をフックし、それが正常した場合のみ auto scaling グループからはずしたりつけたりできる
注意点
スケールインは慎重に、スケールアウトは迅速に
スケールアウトでは、ウォームアップ期間があり、インスタンスの準備はすぐに完了するわけではない
スケールインでは、スラッシングが発生する可能性があるため、クリーングダウンという設定を利用する
EC2 Auto Recovery
EC2 インスタンスのハードウェアに障害が起きた場合。すなわち、AWS 側で補償すべき HyperVisor 以下で障害が起きてしまった場合に、別のハードウェアに自動的に OS 以上を復旧する。
EC2 インスタンスのメタデータ等を維持したまま復旧するのが特徴。メモリの情報は失われる。インスタンスストレージがある場合は利用できない。メタデータ、IPアドレス等は維持される。
Auto Scaling は、起動設定からインスタンスを起動しなおすために、インスタンスIDやメタデータ、IPアドレスは引き継がれないのに対し、Auto Recovery は引き継がれるという特徴がある
同一のインスタンスメタデータを維持する場合には有用
Auto Scaling VS EC2 Auto Recovery
Auto Scaling
インスタンスを立て直す
インスタンスのメタデータ、インスタンスIDやIPアドレスは引き継がれない
Auto Recovery
インスタンス内の OS より上を別の物理ハードに復旧する
インスタンスのメタデータ、インスタンスIDやIPアドレスは引き継がれる