AWS Amplify
https://gyazo.com/5f1d7d89771c48ab642b70862f7dd46c
概要
AWS Amplify は、AWS を使用したスケーラブルなモバイルアプリおよびウェブアプリの作成、設定、実装を容易にします。Amplify はモバイルバックエンドをシームレスにプロビジョニングして管理し、バックエンドを iOS、Android、ウェブ、React Native のフロントエンドと簡単に統合するためのシンプルなフレームワークを提供します。また、Amplify は、フロントエンドとバックエンドの両方のアプリケーションリリースプロセスを自動化し、機能をより迅速に提供することができます。
Amplify は専用の CLI が用意されており、その CLI によって、以下が行えるのが特徴
ローカルでバックエンドを定義 (amplify <category> add)
ローカルのバックエンドの状態を確認 (amplify status)
バックエンドをクラウド上に構築 (amplify push)
構築可能なバックエンド
Amplify には構築が可能なバックエンドがいくつかあり、Category として定義されている。用意されている Category と、それを追加することでクラウド上に構築される AWS リソースは以下。 API アプリケーションから call する API を追加する
Storage アプリケーションのためのストレージを追加する
Authentication アプリケーションの認証を行う
Analytics アプリケーションの分析用のデータを収集する
Push Notifications プッシュ通知を追加する
PubSub メッセージ指向のミドルウェアを追加する
Hosting Web サイトの場合にそれをホスティングする
Interactions 対話的な chat bot を作成できる
Getting Started
Amplify CLI のインストール
code:shell
$ npm install -g @aws-amplify/cli
$ amplify configure
初期設定
amplify configure で初期設定を行う。ここで行うのは、専用の IAM ユーザの作成と、ローカルマシン上での Amplify 用のプロファイルの作成の大きく2つになるようだ。
1. amplify configure を実行
2. ブラウザ上でAWS コンソールにアクセス & ログインし、ターミナルに戻る
3. region を選択する
4. 作成する IAM ユーザの名前を設定する
5. ブラウザ上で IAM ユーザを作成する
IAM Policy はデフォルトのままで良い
アクセスキー/シークレットキーを控えておく
6. ターミナルに戻り、アクセスキー、シークレットキーを入力する
7. プロファイルの名前を決定する
iOS アプリケーション
始め方
1. Xcode から新しく iOS のプロジェクトを立ち上げる
2. プロジェクトルートで Podfile を作成 (pod init)
3. Podfile を編集
pod 'AWSCore', '~> 2.9.0'
4. pod install --repo-update
Podfile により .xcworkspace が生成されるので、それを利用する。
バックエンドの設定
AWS バックエンドリソースを生成し、AWS サービス設定をアプリケーションに pull する。
amplify init を実行すると、プロジェクト毎の Amplify 用の設定 が作成される。プロジェクト名, 環境名, デフォルトエディタ, アプリケーションのターゲット (ios, android, web) が聞かれる。最後に、キーペア を尋ねられる。
その後、生成された awsconfiguration.json を、プロジェクトと同名のフォルダにD&Dし、ダイアログが現れたら以下のように設定して Next を押下する。
Copy items if needed を外す
Create groups を選択する
その後
AWS SDK により、サービスの設定は awsconfiguration.json に集約される
全ての region とサービスのエンドポイントを定義している
amplify push によりバックエンドが自動生成される
amplify status で、現在利用している AWS リソースが確認できる
amplify push でこれらが作成される
プロジェクト毎の設定を更新したい場合は amplify configure project。