はじめてのUIデザイン
読んでる。第一章は UIデザイン に関する軽い説明とデジタルプロダクトにおける UIデザイン の歴史が書かれていて、これは非常に面白かった。これまでデジタルプロダクトに開発者として関わってはきていたけれど、UIデザイン については「へ〜、今度はこんな感じなのか〜なんかかっこいいね!」くらいの感想しか持っていなかったので、その背景にある思想やメリットデメリットなども知れたのは興味深かった。 第二章は、前半は HIG や Material Design についてよく知っていればあまり読む必要はないかも知れない。自分は Material Design についてはあまり知らなかったので割と初めて知る知識も多かった。それとデザイナさんにこの章の知識を把握しておいてもらえると開発者的にはとても助かるだろうなと思った。色をどのように選定すると良いか?についての話は全然知らなかったのでとても参考になったし、活用していきたい。 第三章からは情報設計についての話が始まるので、軽くメモっておきたい。ターゲットユーザはどのような人間か?というかなり抽象的な部分から、最終的に UI のプロトタイプを作るところまでの設計の流れについて書かれている。
あくまで、画面として表れるものは最終的なアウトプットであり、アプリは目的達成の手段に過ぎません。ユーザーがわかりやすい、使いやすいと感じ、思いのままに目的を達成できる UI のデザインを行うためには、要件の定義や、構造の設計が必要です。
わかりやすさを設計する こと
e.g.)
バナー画像: 把握してもらいたいことが一瞬で伝わるように小さい画像内に掲載する情報の優先順位をつける
紙面記事: レイアウトやコピーなどでメリハリをつけて視線の流れを作る
プレゼンテーション: 興味を持ったり持ち続けてもらえるように、ページの構成や表記、全体の展開を考える
レイアウトや装飾に加え、どのように情報の流れを構成するのかも 情報設計 の1つ ユーザーが自由に工夫して楽しく目的を達成できる
ユーザーに「アプリを自分の思いのままに操作できている」と感じさせる
自分自身がレベルアップしたという感覚を生む
全体がシンプルな構成になり、優れた拡張可能性を提供する
ユーザ行動/操作のシナリオ
ユーザは、どのようなユーザーか? (ペルソナ)
ユーザーは、何ができると目的を達成できるのか?それをどのように実行していくのか?
どんな要素に強く関心を持ち、操作するのか
その時、アプリはどのように振る舞うのか
抽象度が高めのシナリオから、徐々に具体化したシナリオを考えていく
価値シナリオ
ターゲットとしているユーザはどのようなユーザーか
ター
行動シナリオ
操作シナリオ
アプリ上での実際の操作に落とし込む
1. ユーザの行動/操作のシナリオを考える
ユーザが目的達成するまでの理想的な状態の仮説を立てる
ユーザーシナリオ の作成
目的を達成した状態に至るまでの価値、シーン、行動、操作を考える
2. コンテンツの分類軸の設計
ユーザーはどのようにコンテンツを探すのか?というユーザ視点の分類
コンテンツはどのような属性を持っていて、どのようにカテゴライズすれば探しやすくなるのか?
3. UI モデルの設計
フロー図の瀬作成
4. レイアウトとインタラクションの設計