明晰さへの抵抗
@m3_myk: 『花束みたいな恋をした』も『独学大全』も『学術書を読む』も『闇の自己啓発』も私は同じ問題を扱ってると思ってて、ようは「労働に時間と気力を奪われるなかで、どうやって私たちは“わかりやすさ”や“速く・浅く理解すること”に抗うか」って話なんだよな…。ある種の明晰さへの抵抗というか。 @tweeting_drtaka: 理解力が低いと思われる方、「理解しない」のではなく、むしろ「理解力の範囲で理解」するので、表面的な理解に留まったり、引っかけに掛かったり、曲解に疑問を持たずに止まる。そのうえで、その理解を元に少ないサンプルで強固な心証を形成していく。ここを軌道修正するのは、なかなかコストが高い。 @tweeting_drtaka: 想像するに、こうした未知の知識や概念を体得するスキルは、今までいかにそうした壁を越えてきたかという経験に拠る所が大きい。新しい知識を得ようと壁に挑む人にとって、世界はどんどん広がる。「それは何の役に立つの?」という知識を身につけた人ほど、実は「役に立つ知識」を身につけるのも早い。