ジャック・デリダ「差延」を読む
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2023/4/29読んでいるtasshi22.icon
第I部
サマリー
差延は、統一的な概念から出発して把握するものではなく、「産出的」なプロセスの「結果的」なものとして説明される 上記より、差延は、システムの中で各記号の差異を示す関係性「そのもの」である デリダが批判するのは、何かの目的に到達することで終わりかねない思考体系(目的論)である
差延とは
根源では決してないが、結果として、「原因」や「結果」という二項を生み出す何かである
二項対立は、本質的には二項の差延的(闘争的・相互延期的)関係によって成り立っている。
哲学の「変容可能性」であり、「創造」の力(P.177)
それがたとえ存在という名称の場合であれ、唯一の名などというものは存在しないでしょう(差延・P.74)
デリダのテキストがなぜ読みづらいか、わかりにくさの正体がわかってくると面白いtasshi22.icon
第Ⅱ部
5つのアスペクトでデリダを読む(P.162) by 小川 歩人 現前者という水上んがあるというレベルがあって、それをバッティングすると
差異もまた効果であって、「差延」といったものが差異を産出する戯れの運動なんだけど、
「差延」を根源と言ってしまうと、形而上学になってしまうので、「根源」といった言葉を一旦却下する
ここまでやってからじゃあ「それをどういうふうに表現すればいいのか」を検討する