「夜と霧」再読
自分が休職中に読んで、とても良かったと思った
今のところ、状況を問わず人生ベストの本だと思ってるtasshi22.icon
本書は1956年に初版が発行された
筆者は、ユダヤ人の精神分析学者。
P.138
あなたが経験したことは、この世のどんな力も奪えない
生きることには意味がある
苦しみや死も含んでいる
豊かな経験や心の宝物はもちろん、苦しんだことも、現実のなかへと「救い上げられる」
心の宝物
過去のものとなるが、過去の中で永遠に存在し続ける
苦しんだこと
苦悩もあなたの糧になっている
P.121
人間はどこにいても、運命と対峙させられ、ただもう苦しいという状況から精神的になにかを成し遂げるかどうか、という決断を迫られるのだ
苦痛の中で、人は何を成し遂げられるのか
おのれの真価を発揮する機会を生かしたか
「苦悩に値」したか
苦しむことは、何かを成し遂げることだから
外面的困難を、内面的な成長に繋げられるか
目下の自分のありようを、真摯に受け止めることかできるか
P.129
わたしたちが生きることか乱愛を期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちから何を期待しているかが問題なのだ
生きることの意味を問うのをやめて
わたしたちが答えるべき問いの前に立っている
と思い知るべき
言辞ではない
行動によって
適切な態度によって
生きるとは
生きることの問いに正しく答える義務
生きることが各人に課す議題を果たす義務
時々刻々の要請を満たす義務を引き受けること
それぞれの状況ごとに人間は異なる対応を迫られる
運命を自ら切り拓くことを求め
人生を味わいながら真価を発揮することを求め
そして、それはひとりひとりにたった一度、他に類を見ない人それぞれの運命をもたらすのである
悩んでいる人に言葉として伝えるなら
今仕事に悩んでいる人へ
職場の人間関係に苦しんでいるなら
自分の辛さや、悲しさを言葉にする機会はありますか?
話を聞いてもらうべきです
何が苦しいのかは具体的な言葉にするべき
なぜあなたは向き合わないといけないのか
本当に向き合わないといけないことなのか
どう向き合うべきなのか
文字起こしをするのも大切
自分だけの悩みを色んな尺度で聞いてもらうべき
模範的存在の影響は大きい
タイミングに適った言葉は大切です
外的状況に触れておくこと
共感をしてもらうこと
私は
Scrapboxにたくさん書いた
避けた方が良いこと
成し遂げたいと思えること
休職中の人へ
休まざるを得なくなっているときは
自分の未来を切り拓く勇気を試されている
自分の有限な時間を、責任を持って過ごす勇気
有限な時間
人生全体の時間
休職中の期間
責任を持って
未来を見据える
自分、パートナー、家族、友人を大切にする
苦しみに意味を見出す
苦しかった/そうでない時間を省みる
大変だった時期を忘れてはいけない
きちんと言葉にして、振り返る習慣を作る
何が自分の感情の琴線に触れたかを考えると良いです
繰り返さないように
避けられるように
だから
苦しいことそのものを無理に思い出す必要はないです
とてもエネルギーがいること
苦しくなってしまうので