自分締切と他人締切
締切には、二つの種類があります。〈自分締切〉と〈他人締切〉です。自分締切は「ここまでに終えよう」という自己目標であり、それを守らなくても、自尊心が傷つく以外のデメリットはありません。対して、他人締切は他者との約束が関係しているので、守れない場合は社会的信用を落としてしまいます。 もちろん、重要なのは他人締切の方です。これを守ることが、重要な課題であることは疑いありません。しかし、逆に言えば、他人締切を持つタスクは、その実行を促す要素がふんだんにあります。誰が催促してくれるかもしれませんし、自分でもプレッシャーを感じることでしょう。 対する自分締切は、外部的な強制力がまったく働かないので、ややもすればすぐに忘却され、放置されてしまいます。適切な管理が必要なのは、むしろこちらの方でしょう。ちなみに、自分締切は「夢を叶える」や「自己実現」のためのタスク管理によく登場します。