全面改訂版のGTD本より
原題
Getting things done
the art of stress-free productivity
p.10
GTDの手法はやるべきことの「中身」と「意味」に目を向けていく手法
p.13
GTDでは、物事をこなしていくことに比重を置いているわけではなくて、「自らをとりまく世界に対して適切なかたちで関わっていくこと」を主眼としている。
ある時点で何をすべきかについて最善の選択をし、現時点で行っていないことに対して思い悩んだりストレスを感じたりしないようにする手法だ。
p.18
何をする場合でも、これが今やるべきことだという確信をもち、ゆとりをもってこなしていければ最高だろう。
タイトルの「productivity」
最小限の努力で最大限の成果を上げる
だと推測される。
rashita.iconGTDは、「物事を成し遂げるための技術」ではない。
「自らをとりまく世界に対して適切なかたちで関わってい」き、「これが今やるべきことだという確信をもち、ゆとりをもってこなしていけ」るようにサポートするための技術である。
そのために、「ある時点で何をすべきかについて最善の選択をし、現時点で行っていないことに対して思い悩んだりストレスを感じたりしないようにする」ことが要請される。
物事(仕事)を成し遂げることは、その結果として出てくることであり、主要な目的ではない。言い換えれば、「自らをとりまく世界に対して適切なかたちで関わってい」ないけれども、何かのタスクが終了できた、という状態は本書の著者が読者に願っている状態ではない。