マインドフルネス瞑想について私見を書く(takahrt)
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自分のしていることを振り返ってみると、自分の瞑想はヴィパッサナー瞑想そのものでした。
「気づきの瞑想」とも言われているらしい
「今ここの世界に気づく」
智慧(仏教用語)
要は座って呼吸を観察する瞑想です(えらい簡単な説明)
本来はサマタ瞑想とペアで練習するらしいのですが、最初からヴィパッサナー瞑想を中心に練習して、サマタ瞑想は余りしていない。
「瞑想」イコール「マインドフルネス」ではない
マインドフルネスとは状態のこと
例えば「今、ここに注意を向けている心の状態」を指す
私見ですが、「マインドフルネス」を学ぶための機会と、「マインドフルネス瞑想」を練習する機会のふたつを用意できれば、実践しやすいと思います。
「マインドフルネス」を学ぶための機会
書籍等
『マインドフルネス』バンテ・H・グナラタナ (著)
私の愛読書。5年くらい前に買った。マインドフルネスの背景を丁寧に説明している。瞑想の技法だけじゃない、知識が網羅されている書籍等があると良いと思う
『別冊サンガジャパン③ マインドフルネス』
最近読んだ本の中で良かったもの
表紙と巻頭記事でメンタリストDaigoが登場。氏のファンの若い人向けの内容だろうかと思ったが、多彩な執筆者の文章が読めて、なかなか面白い本だった。
とりあえず、帯や表紙で「Google」、「スティーブ・ジョブズ」をうたう書籍は避けたほうが良い気がする。商業的なかかわりの匂いがする
「マインドフルネス瞑想」を練習する機会
瞑想やヨガなどには、コーチが声をかけてくれる形式の、いわゆる誘導音源などと呼ばれるものがあります。ケイタイのアプリやYoutubeなどでも展開されてます。個人的には、声に魅力が乏しいナレーションだったり、イントネーションが標準的音でなかったりすると、気になって覚めてしまうので、良品を探していました。
ナレーションCD等
『4枚組のCDで実践するマインドフルネス瞑想ガイド』ジョン・カバットジン (著)
ナレーターは声優の甲斐田裕子さん。クールビューティーな声です。ガンダムUCに出演していたそうですが私は覚えていません。
ぷーあるちゃ.iconマリーダさんですね。
Disc1の『ボディ・スキャン瞑想』(51分)と、Disc3の『静座瞑想』(36分)をやっています。Disc2/4は聴いたことがありません。
長いですが、かならずしも全部を行う必要もありません。仮に冒頭10分だけ練習したとしても、瞑想の効果は感じられます。
TV番組
番組の後半に精神科医の貝谷 久宣 医師が登場し、出演者と3分間の静座瞑想を行います。これが良かったです。 調べたところ、現在はガッテン!はオンデマンドなどで観ることができなくなっているようです。(私はたまたま録画してました)もし入手する手段があれば観てください。
番組全体は、分かりやすい瞑想入門編になっています。
アプリ等
3分から6分程度の短い時間の瞑想は、ケイタイのアプリが便利です。私は上に書いた様に覚めてしまうので、下手なナレーションや変な音楽がかかるものは使いません。タイマー機能(開始と終了に鐘が鳴る)だけのシンプルなものを使っています。
誘導音声、効果音・音楽は使っていません
実践方法
静座瞑想は、椅子や床などに座って行います
ボディ・スキャン瞑想は、ベッドや毛布をひいた床などに、仰向けに寝て行います。
自分の呼吸を観察することで「今」を確かめます。仮に眠る前に練習を行ったとします。何分か後に眠る時のことを思っても「後のことは実現していない」ので確かめられません。できることは今の息を確かめることだけです。
今朝がどうだったとか、明日がどうなるとか、それらはすべて幻で、実在していません。繰り返しますができることは今の息を確かめることだけです。
瞑想の練習では、思考や感情を「無」にする必要はありません
「考えることをやめる」と思われがちだけど正確には「妄想をやめる」ではないだろうか
その他気になること
瞑想の副作用
悪化した職場環境を改善せずにマインドフルネス瞑想を導入して「これで乗り超えてね」としているのはおかしい
私takahrt.iconからは、マインドフルネス瞑想が、ある病気・怪我・症状に効果があることを科学的に示すことはできません。私が書いた文章を参考にする人は、自己責任にて行ってください。