アイビー・リーのリスト
>100年程前アメリカのベツレヘム鉄鋼会社の社長チャールズ・シュワブ氏が、効率性の良くない自身の会社経営に悩んでおり、改善の仕方がわからず途方に暮れていました。そこで当時、効率改善のコンサルティングで大変著名であったアイビー・リー氏に依頼をしたのです。リー氏はこれを引き受けましたが、謝礼は3ヵ月後の結果を見てからシュワブ社長が感じたままに支払ってくれれば良いとしました。
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> リー氏の助言は全ての幹部社員に対し、毎日その日の業務の終わりに翌日のToDoリストを作成することでした。それは翌1日の内で自分がすべき一番大切な作業を6つだけ書き出して一番優先順位が高いものからリストアップするというやり方でした。 >
> そして翌日には皆リストの一番上から順番に作業を進行し、一度にひとつの作業に集中するようにしました。すると1日の終わりにはリスト内の作業は何も残っておらず翌日まで持ち越す作業がなく、次の日の作業リストはまた1から作成するといった事の繰り返しでした。これが続けられるとベツレヘム社では3ヵ月後には実際に素晴らしい業務改善が見られ、シュワブ社長はリー氏に当時のお金で2万5000ドルもの大金を渡したということです。