マネジメントの分類・体系化
マネジメントの研修を受講してみました。
漠然とマネジメントを一つの総体として捉えていましたが、研修を通して、マネジメントは分類可能で、場面による使い分けができそうだと考えました。
なお、研修では次のように分類されていました。
①ビジネスマネジメント
②チームマネジメント
③ピープルマネジメント
④セルフマネジメント
同様に、タスク管理・タスクマネジメントも、タスク管理のスタイルは個々人で違っても、分類・体系化も可能なのではないかと思ったりしています。
分類・体系化することで、ツールとして使いやすく、組み合わせやすくなるのではないかと思います。
具体的にどういった感じでというところまでは、まだまだ及びませんが。
rashita.iconぱっと思いつくところでは、
タイムマネジメント
行動(アクション)マネジメント
さらに上位概念として
価値観マネジメント
などもありそうです。
順番がバラバラですが、マネジメントする対象は主に「リソース」なので、時間と行動があるならばお金も入りそうです。
管理する対象の違いによって、管理の手法も違ってくる、という観点はありそうですね。
また、チームマネジメントと一口にいっても、いろいろな企業を見て見ると考え方はいくつかのパターンに分かれるでしょうから、それぞれの内部での整理もできそうな予感があります。
ぷーあるちゃ.icon
マネジメントの対象→リソース
タイムマネジメント
行動(アクション)マネジメント
お金
管理する対象の違いによって、管理の手法も違ってくる、という観点はありそうですね。
書き込んでいただいたところから、思いつくところとして、時間を対象とするタイムマネジメントと行動(アクション)を対象とするマネジメントでは、管理手法が違うということはあり得るかもしれませんね。時間も行動も明確にしやすく、管理する対象として扱うことは可能と思われるからです。
※私自身は、時間と行動を分けて管理をしてはいないので、何とも言い難いのですが。
管理手法まで行かなくとも、少なくとも、タスクに対して、時間と行動の二つの視点を提供できるということはありそうです。
例えば、2時間でできることという視点、目的を達するために必要な行動という視点。
加えて、この二つを総合して、目的を達するために、2時間でできる行動を選択するということ。
ここまで書いてみると、対象それぞれ見ることと対象を総合的に見るということ分類もできそうですね。
また、
時間はかかるが、金銭的コストが低い行動と短時間でできるが、金銭的コストが高い行動があった場合、どちらを選択するかということも、それぞれの対象を見るということもよりも、総合的な視点ですね。
さらに上位概念として
価値観マネジメント
人は誰でも、意識するしないにかかわらず価値観を持っているので、テクニカルな管理手法ということだけでなく、価値観ということをマネジメントの対象にするという視点は出てきそうですね。どのような管理を行うかは、価値観による影響は当然のことあると思います。ただ、価値観は、定量化できないものなので、どのように管理の対象にするかは、課題がありそうです。少なくとも、タスクのようには扱えないでしょう。先日、受講したマネジメント研修では、自分のマネジメントスタイルに名前をつけるということが行われました。そうすることで、自分がどのようなマネジメントを得意としているのかを明らかにできるのではということでした。価値観についても、同じように、文章にして、明文化することで、自分にとって得意な下位のタスク管理・マネジメントが合うのかを明らかにできるかもしれません。例えば、何でも細かいことが気になるという価値観であれば、プロジェクトやタスクを細分化して管理する手法が適しているということを選択が可能になるといった具合です。また、価値観がずっと同じということもないでしょうから、定期的に価値観を明文化して見直して、管理手法を変えるといったこともできるかもしれませんね。
rashita.icon明文化というのはたいへん重要なポイントだと思います。名前をつけようとすると、その内実について考えなければならない。暗黙知に沈んでいたものが、形式知へと上がってくる。その辺が、僕がよく「自分の手法に自分で名前をつける」と言っていることと関係してくると思います。
で、定量化はできないのですが、むしろマネジメントにおいては定量化できないものをどれだけ意識できるかが鍵を握っていると思いますし、まさにそれがコンピュータではなく人がマネジメントをやることの理由だろうなとも感じます。数値によってのみ是非を判断するだけならば、コンピュータでも(あるいは中学生でも)できるわけですし。
マネジメントという行為では、ある目的・目標に向かってマネージがなされ、その目的・目標は何かしらの価値観によって合否が判断される。これが個々の具体的なレベルにおけるマネジメントで、もう一つそうして持っている価値観が適合的なのかを定期的に見返していくこと。これが価値観のマネジメントだと言えるかもしれません。