ニーヨン・ストロウドール 設定資料
ニーヨン・ストロウドールについて
少女の姿を模した藁人形。
そのままでは朽ちるのを待つだけのただの藁人形であったのだが、人間の生きる力…原動力でもある"楽しい"という感情に興味を持ち、その力を得るために、自らを作った少女を模して誕生した。
生物ではないため性別や年齢などの通常人間が持ち合わせている概念が存在しないのだが、人との交流に声は必要であったために、その辺にいた男性の声帯を奪いとって使用している。
外見の印象とは異なる声であるために、驚かれることが多く少し困っている。
彼女が感情を─またはこの姿を─得たのは、自身が作られた遥か先の話である。
そのため自身がコピーすることとなったオリジナルは既にこの世にはいない。
名前はそのオリジナルとなった少女と全く同じであるが、お陰で全くの問題はない。
生活していく中である程度の常識などは身についてきたが、生物ではないためかやはり少しズレている部分もある。
自身の生命力の源でもある"楽しい"という感情に対しては特に貪欲で、少し行き過ぎた行動をしてしまうこともしばしば。
生態および弱点
この藁人形の身体は当然ながら人間のものとは大きく異なっており、自身を構成する藁を感情の力によってまるで人間の身体や衣服のように変化させている。
自身の影響下の藁を自由自在に操れるため、一度身体の構成を崩してから別の場所に藁を集めて身体を再構築したり、外的衝撃を本来損傷する箇所を変化させることで受け流したりすることができる。
また自身の外見を他の見た目にすることもできるが、そのためには少し藁を集める必要がある。
ただし、藁である以上火には弱いため、人一倍火には敏感である。