DataCenter
場、電力、冷却、通信
この4つの機能を提供するのがDataCenter
場
ラック貸(ハウジング、コロケーション)
EIA規格(ユニバーサルピッチ)に従ったラック単位で貸す
スペース貸(ハウジング)
持ち込みラックなど非標準ラックも使える。
設置費、構築費など追加の料金もかかる。必要なら電源配線等も追加で必要
ケージ貸(ケージこロケーション)
通常のコロケーションの一部スペースを占有化
部屋貸
専用ラダー、専用分電盤、専用アクセスコントロールできたり
部屋ないならほぼなんでもできるが、ラックへの各種配線も自分たちで
電力
交流 100V,200V,400V
電力契約は kva単価
定格だったり実行だったり
測定も最大瞬時値だったり利用率だったりさまざま
電力料金には空調機の電気代も含まれていることが多い(PUE:Power Usage Efficiency 掛け)
PUE = データセンタ全体消費電力/ IT機器消費電力
DCの省エネ基準はPUE 1.4を水準とするらしい
電源はNEMA規格のコネクタを責任分解点となる。
冷却
チムニー
部屋全体を一つの空調機で冷やす
ホット・コールドアイル
冷却面を密封するコールドコンテイントメント
排熱面を密封するホットアイルコンテイントメント
電気設備
電力量はWhで決まる
実際には交流電流なのでW*力率が実際の機器で利用される電力
IT機器の電源ユニットの力率は95%以上らしい
特別電圧
7kV以上。関東は22kV, 66kV , 154kVが鉄塔で流れてる
高電圧
600V以上7kV以下
低電圧
600V以下。一般的には100V,200Vで引かれてる
変電所からラックまでは複数の電力線、スイッチ、変圧器を通す
変電所からDCへの供給線がどのように構成されているかは場所により違う
シンプルに専用の線を一本引いてact, standbyのようなケース
複数の他需要家と複数線を共有したスポットネットワーク受電のようなケース
3本の線を
複数の他需要家と線を共有したループ受電のケース
DC内にある非常用電源は必要電力Nに対して冗長の考え方が違う
台数ベースで冗長したN+1, N+2だったり
容量ベースのN+20%だったり
個人的には台数ベースで冗長の説明するところが多い印象がある
DC内では低圧で複数のUPSに繋がれている
UPSは並列冗長されている
UPS自体も切り替え版でact,standby構成になっているケースもある
UPSから分電盤を通ってラックの電源コンセントに
空調がUPSからとっているかどうかはDC次第
電源冗長
一言に電源冗長と言ってもどこまで冗長しているかは違う
一般的には下に行くほど冗長度が高い
実際にはどのような冗長の組み方かはDC側に確認必要
回路冗長
分電盤冗長
変圧器冗長
UPS冗長
再生可能エネルギー
近年はCO2排出削減を進めている
電力消費≒CO2排出というロジック
DCサービス利用者が投資家からの投資要件として再生可能エネルギーの使用をしているかという観点が出てきている
DC事業者は利用者の需要に対応するため、色々な電力調達、サービスを展開している
グリーン電力プラン
DC事業者が電力会社から再生可能エネルギー電力プランに基づく電力調達を行う
非化石電力、Jクレジット証書調達
再エネ電力を使っている証書を調達してくれる。利用者側が要求してくる
コーポレートPPA
DC事業者が発電所から再エネ電力を直接購入する。生再エネと呼ばれる
複雑なスキームになるらしく、対応可能なところは少ない。
冷却設備
熱暴走防止のため冷やす必要がある
一般的に温度上昇すると半導体部品は壊れる
サーマルスロットリングが搭載されているので、壊れる前に一定温度以上になると性能を落としたりする
アレニウスの法則
10℃2倍即。温度が10℃下がると部品寿命は2倍伸びる
空調設備種類
下に行くほど最近主流の方式
パッケージ
水冷冷凍機
AHU/FCUの熱を冷却塔で冷やす
間接外気
直接外気
調湿コストの問題がある。石狩DCでも似た話を聞いた。
空冷チラー
ECファンで屋内は横拭空調
DC立地
アクセス性
人だけでなく物流、電気、通信(電波状況、局舎)も重要
地震、洪水、災害リスク
国土交通省地盤DB
NTT収容局毎のカバーエリア
床耐荷重
DC建屋は鉄骨/鉄筋コンクリートによるラーメン構造をとる
セキュリティ
基本はゾーニング
ゾーン毎にどのような想定脅威とセキュリティ管理策があるか確認
JDCCデータセンターセキュリティガイドブックを参考に