ネタバレあり「成瀬は天下を取りにいく」
ありがとう西武大津店
夏休み
西武大津店の閉店まで、地域のテレビ局が毎日?のように西武大津店を特集している
その番組に毎回映り込むことにした女子中学生の話
西武ライオンズのユニフォームと応援グッズ
主たる登場人物は成瀬と島崎
成瀬は本作品の主人公
島崎の視点から語られる
島崎と成瀬の絶妙な距離感が良いね
膳所から来ました
夏休み明け
成瀬がM-1グランプリに出ると言い出す
相方は島崎
これも島崎の視点から語られる
ネタは西武大津店の閉店とっかかりにした内容
西武の話まだ出てくるんだ、と思った
西武池袋線沿いに住んでる自分としては親近感がわく
この話を経て、成瀬と島崎の関係性が深まっているのを感じる
ここまでの二つの話で、成瀬という人は、誰でもできそうだけど誰もがやる訳ではないこと、に躊躇わずに取り組める人なんだなと感じた
階段は走らない
西武大津店の閉店の1年前くらい〜閉店当日にかけて
語り手はケイタという人
西武大津店の開店の年に近所で生まれた世代の人
閉店の知らせをきっかけに当時の同級生のひとりであるマサルとやりとりをする
当時喧嘩別れしてしまった同級生のタクローとの微妙な関係性
自分の中学時代の友達2人を思い出した
謎の意地の張り合い?で、犬猿の仲みたいになってたんだよなぁ。にしては同じ野球部は続けてて。どっちも辞めないのも意地っぽいかもね。野球やほかの友達が好きだったのもあると思うけど。
いまは仲良くできるのかねぇ
このエピソードでは成瀬は基本的に出てこない
地域テレビを観るケイタの視点で「ライオンズ女子」として軽く触れられている程度
線がつながる
成瀬は高校生になった
坊主頭
同じ中学から進学した女子生徒カエデの視点で語られる
カエデは部活に入らずに勉強に専念して東大を目指すことを決める
中学までは目立たないように過ごしてきた
目立たないための具体的な行動のひとつに「勉強を頑張りすぎない」と語られていて、驚いた
そうか、勉強を頑張りすぎると目立つのか。目をつけられてイジメられるみたいな懸念もあるのね。そんなこと思いもしなかったわ。
自分は小さい頃は勉強が割と好きで、テストや通知表でいい成績を取るのを楽しんでたし、それで優越感を得ていた節がある
一方で「できるけど目立つからやめておこう」とか「わざと回答を間違えておこう」といった人も居たのかも?と思うと、優越感を感じてた自分が滑稽というかんじがしてくる
同じく東大志望の男子と勉強仲間になる(恋仲という感じではない)
成瀬は競技カルタの部活に入った模様
東大のオープンキャンパスにいくカエデと男子生徒
現地で成瀬と出くわす
オープンキャンパスを抜け出し、西武池袋本店にいくことにした成瀬とカエデ
成瀬の目的はこっちだったみたい
西武池袋本店を楽しむふたりと、帰路でカエデが成瀬に坊主にした理由を聞くやりとりが面白かった
レッツゴーミシガン
高校二年生
競技カルタの大会に出ている成瀬
同じ大会に出ている広島県の男子生徒ニシウラの視点で語られる
成瀬のことが気になるニシウラ
ときめき江州音頭
高校三年生
成瀬の視点で語られる
成瀬にとって島崎がどういう存在なのか
「ありがとう西武大津店」は島崎の視点で成瀬の存在が語られているけど、個人的には成瀬としては島崎のことをどう捉えているんだろう?という疑問があった
心揺さぶられて取るもの手に付かずな成瀬
ゼゼカラがより好きになるエピソードだった