さみしい夜にはペンを持て を読んだ
ペンを持てってことは書くということについて書かれている本かなって思ったのと、毎日日誌を書いているし、ちょっと気になったから読んでみた。
言葉にすることの大切さ。どういうことを日記に書くのか。日記を書く理由。とかが書いてあった。
日記に書くこととしては、その日にあったことを全て書くのではなく、ある場面について深く書いていくといいってかいてあった。
あとは、出来事だけを書くのではなく、それについて思ったことや考えたことを書いてみる。
あのときの自分を客観的にみて、インタビューしてみるってのは面白いなって思った。
あのときの気持ちを書く。
今の気持ちではなく、あのときの気持ちを書く。
思い出すというよりも「そこにいた自分」を見る感覚だ。映像として思い浮かべてね。 p121
自分を客観的にみて、その時の自分と会話をしてみるイメージ。
スローモーションのカメラで世界を眺めて、スローモーションのビデオで「あのとき」を再現する。p184
スローモーションで眺めてみるってのは面白い表現だと思った。
一部分をゆっくりじっくり観察してみてその時に思ったこと、感情、考えたことをインタビューしてみる。そうすることでより多くのことに気づけるようになる。
どんな種類の文章でも、その先にはかならず読者がいるんだ。読者のいない文章なんて、ありえないんだよ
たとえだれにも見せるつもりもない秘密の日記でも、そこには「未来の自分」という読者がいるんだ p147
書き続けたものだけに与えられる、最高のプレゼント p148
日記は未来の自分へ向けた文章。
未来の自分にわかってもらうための文章。
未来の自分がみたときに、あの時はこんなことを思っていたのか。って思ってもらうような文章。
言葉にしようとすることで、感情に気づける。
日頃から意識してなにか書こうって意識しておくと、気づきやすくなるのかも。
メモは、ことばの貯金だからさ。 p189
めっちゃ好きな文章。
思いついたことば、気になっただれかのことば、気になった風景、気になった音。なんでもメモする習慣を持っておくと、日記を書くのもたのしくなっていくよ p189
コツコツとメモを取って、ことばの貯金を貯めていく。そして夜、好きなだけ散財するんだ。日記というダンジョンの中でね。
メモする習慣を付けることで、その事を日記にかけるようになるし、そのメモを展開して色んなことを思い出したり考えたりできるようになるのかも。
ことばの貯金を貯めて、日記で散財するって面白い考え方。
日記でたくさん書きたいから、メモしてみよう。
日記で何を書くか?を定めるためにできる事としては、なにかの出来事があったら、
1. それは何に似ているか? (過去の出来事や感情を思い出す)
2. どこが似ているか? (共通点を探してみる)
のように考えてみて、そこで出たものをテーマとして書いてみるってのは良さそうだった。
ネガティブなことを書きたくなったら、「と思った。」と最後につけることで、過去の気持ちにできるから、少しは気が楽になるし、あとから読んだ時もそこまで嫌な気持ちにはならない。
「ぼくはバカだ、と思った」みたいに書くことで、その感情は過去のものになり、解決済みのようになる。
そして、どうしてバカだと思ったのか?という問いに変換してより考えを深めていける。
これ、やってみたいかも。
ネガティブなことはついつい書きがちだから、と思った。って書いてみたい。そして、次の問いに繋げてみたい。
日記は誰が見るわけでもない (未来の自分しか見ない) から、本当の気持ちとか考えたこととかを書いていっていい。そうすることで、日記の中にもう1人の自分が生まれる。
「秘密の書きもの」だったはずの日記が、いつしか「秘密の読みもの」になっていく。だれも知らない、世界に1冊だけの読みものにね。 p268
その自分がどんな風に感じて考えていたのか?を未来の自分が読むということが出来る。
世界でたった1冊の本ができる。
素敵。
読みたいから書いている。に変わっていくらしい。
まだ自分は書きたいから書いている感じ。
たぶん、読み返していないからなのかも。
自分が自分に向けて書いていくしかない。自分にしか書けないものだから、書いていく。
個人的日誌 (日記) を毎日書いているから、この本を読んでよかった。
もっと感情とか考えたこととかを、その時を思い出しながら書いてみようと思った。
あと、読み返してみることにした。
今、ちょっと読み返したら、面白かったからちょくちょく読み返してみよう。
そして、未来の自分に向けて書くようにしてみよう。