TPP委員会 参加11か国がきょう東京で初会合 | NHKニュース
TPP=環太平洋パートナーシップ協定が発効したことを受けて、参加11か国の閣僚級によるTPP委員会の初会合が19日、東京都内で開かれます。日本政府としては、アメリカと中国の貿易摩擦などの影響で世界経済の先行きに不透明感が増す中、自由貿易の推進や世界経済の安定に向けた協調を各国との間で確認したい考えです。
日本など11か国が参加するTPP=環太平洋パートナーシップ協定は、域内の人口が5億人、世界のGDP=国内総生産の13%を占める巨大な自由経済圏で、必要な条件が満たされたことから先月30日に発効しました。
これを受け、11か国の閣僚級によるTPP委員会の初めての会合が19日、東京都内のホテルで開かれます。
TPP委員会は、協定の運用ルールなどを決める、いわば最高意思決定機関で、19日の初会合には安倍総理大臣も出席し、あいさつすることになっています。
そして会合では、議長国の持ち回り順や、加盟国どうしの紛争処理の手続きなどについて確認するとともに、複数の国や地域が協定への参加に関心を示していることを踏まえ、新規加盟を認める際の手続きなどについても意見が交わされる見通しです。
アメリカと中国の貿易摩擦や保護主義の台頭などで世界経済の先行きに不透明感が増す中、日本政府としては、自由貿易の推進や世界経済の安定に向けた協調を各国との間で確認したい考えです。