シバタナオキ「リモートワークで仕事をするなら、きちんと仕事のアウトプットの仕方とプロセスを伝授できないと無理」
シバタ:
ぼく、すごく細かいんですよ。最初に全体のプロセスを設計して、適切にアサインしていくようなことが得意なんです。
加藤:
うんうん。ピースオブケイクでもリモート開発をいろいろなかたちでやってみて、試行錯誤したのでわかります。「こんな感じで、なんとなくいい感じにやっといて」じゃダメですよね。
シバタ:
全然ダメです。きちんと仕事のアウトプットの仕方とプロセスを伝授できないと無理。内容がよくわからない状態で0から1をつくるようなプロジェクトであれば、リモートじゃないほうがうまくいくでしょうね。
ぼくのnoteの場合も、いきなりゼロからアシスタントと一緒にやっていたら、むしろうまくいかなかった気がするんです。僕が半年くらい自分でやって、ある程度型が決まってちゃんと売上の立っている状態で人を入れたから良かったと思います。
加藤:
シバタさんが最初に記事のクオリティのレベル感やトーンを自分でかためていたから、持続可能なリモート体制がとれたということですね。
"内容がよくわからない状態で0から1をつくるようなプロジェクト"をちゃんと見定める必要があるな。
割となんでもメンバーに委ねてしまってるし、そこが合意できてないのに自由に仕事するかたちになるのはよくない。そういう"ゴール(納品物のイメージ)の握り方"を整備する必要はありそう。
というのも、"ストーリーを基にスプリント計画を起こすと、作業工程は見積もりできているが、その工程による成果物が意図されたものかを確かめられていない"といった課題感を感じているからだ。
例えば、以下のような行動をつくる仕組みが必要そう。
成果物の方向性を合意形成する
成果物が、合意した成果物の方向性に沿っているかを検証する