階層構造の弊害
階層構造は、複雑さを隠蔽・カプセル化する仕組み?
この性質が原因で以下の弊害が生じる:
固定化された構造に押し込むことで、解釈が一定の枠にはめられてしまう。
はめ殺し
臭いものに蓋思考で、末端の情報の扱いは散々たるものになる
その階層構造を知っている人・なれている人にしか、どこに何があるのかがわからない
初見にはわからない
どこに入れたらいいかわからない情報が発生する
全く同じ分類が、ぜんぜん違う大分類の末端にできてしまうかも……。
定期的に階層を組み替える必要がある
行政改革・組織改革と一緒じゃん!
組み替えはコストがかかる
当然、組み替え反対派が現れる
今の分類でなれているのに、全く違うやり方に勝手に変えるな!
そして保守vs革新の政治闘争が始まる……。
あーーー、無駄無駄無駄無駄ァ!
これ↑、もろに縦割り構造の弊害と一致しているのでは?
忍び寄る複雑さとScrapbox – R-style
あるいは、階層を作るのもその一端である。固定的な階層構造を作り、そこに扱う情報を入れ込んでしまう。その階層構造を崩さない限り、複雑さは露呈しない。つまり、実際に扱う情報は複雑になっているにも関わらず、それを固定的な階層構造に押し込むことにより、それが認識されない形に整えている、ということだ。ただし、末端の情報はひどい扱いを受けてしまうことは避けられない。これは弊害といっていいだろう。あるいは、定期的な(ないし突発的な)階層構造のリストラクチャリングが発生することもある。それはそれでコストである。
Added on 2020-06-03
#scrap