論点先取の虚偽
論証において、未証明の論理式を証明済みの命題として採用してしまうことにより発生する論理の誤謬の1つ
循環論法と同一視されることもあるそうな
違いについては関連する誤謬 | 論点先取 - Wikipediaにちょこっと書いてある
例
1. 「Tomは嘘つきでない」($ :\iff P)と仮定する
2. $ Pより「Tomが話していることは本当である」($ :\iff Q)が導かれる
ここまではいい
3. よって$ Qは正しい
ここが問題
$ P\implies Qは証明されたが、そこから仮定を落とした論理式$ Qを導くことは出来ない
推論規則にそんなルールはないし、そんな事ができる論理体系を作ったらほぼ意味がなくなる
うーん、これは前提の先取りではなく、導入した仮定を途中で忘れてしまうということなのでは?takker.icon
仮定忘却の誤謬と読んだほうが良さそう
論点先取とも書くが、J-GLOBALでは「論点先取の虚偽」という用語が使われている
このprojectでは後者に統一するtakker.icon
読み方
ろんてんせんしゅ
決して「ろんてんさきどり」ではない
References
簡易検索結果|「論点先取」に一致する資料: 9件中1から7件目|国立国会図書館サーチ
ろんてんせんしゅ‐の‐きょぎ【論点先取の虚偽】 (デジタル大辞泉) |書誌詳細|国立国会図書館サーチ
論点先取 - Wikipedia
#2022-01-25 06:17:27 typo修正
#2021-09-20 14:48:15