真に回避するべき失敗
>「科学的失敗」とは、失敗の認知に失敗し、評価に失敗し、吟味に失敗し、改善に失敗し、未来の成功に資することないままに終わるような失敗を言う。これこそ本質的な失敗である。 認知に失敗
評価に失敗
吟味に失敗
改善に失敗
だいたい時系列通りに並んでいる感じかな。まず「認知」しないことには始まらない。だから「失敗から目を背ける」「失敗を認めない」といった態度は、科学的な立場から言えば最も愚かな部類に入るのだろう。 こうしてみると、アジャイル・スクラム方面のソフトウェア開発の各種のプラクティスは、とにかく科学的失敗を避けようとする行為と言えそう。小さな失敗を早め早めに踏み抜きながら、大きな失敗であり真の失敗である科学的失敗を全力回避するぞという気概が感じられる。