『土質力学入門(第2版)』
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件名標目
ISBN-13 9784627464025
NDC10
本書は、はじめて土質力学を学ぼうとする人を対象とした入門書です。
丁寧な説明で基本を理解して、例題や演習問題で実践力を養います。
今回の改訂では、図をより直観的にわかりやすいものにして、学習効果を高めました。
土の生成からはじまって、どんな土であるか? (土の構造)、どんな状態にあるか? (土の状態)、力学的性質は(?地盤内応力の表現など)から、最後に地盤の安定問題へと段階的に説明しています。ストーリー性があるため、個々の独立した知識だけではなく、それぞれのつながりまでを理解することができます。
また、土という天然の材料を扱うために必要不可欠な地盤調査・試験の技術や、各内容の関連事項の専門書などを参考文献に提示し、より詳しく知りたい場合の案内役としても利用できます。
さまざまな社会基盤施設を支えたり、防災や地域環境保全・再生のためになくてはならない、土質力学の基礎を本書から学びましょう。
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目次
第1章 土質力学とは
1.1 土質力学と地盤工学
1 1.2 土の生成
1.3 地盤の調査・試験
演習問題
第2章 土の基本的性質
2.1 土の組成と構造
2.2 土の状態の表現
2.3 土の粒度
2.4 土のコンシステンシー
2.5 土の工学的分類
演習問題
第3章 土中の水の流れ
3.1 土中水の流れとダルシーの法則
3.2 透水係数の大きさと測定方法
3.3 浸透流量の算定
演習問題
第4章 地盤内の応力
4.1 地盤の力学解析における前提
4.2 全応力と有効応力
4.3 自重による地盤内応力
4.4 載荷重による地盤内応力
4.5 浸透流と地盤内有効応力
演習問題
第5章 土の圧縮性と圧密
5.1 土の圧縮性
5.2 飽和粘土の圧密
5.3 圧密試験
5.4 圧密沈下量と圧密沈下の経時変化の予測
5.5 圧密促進工法
演習問題
第6章 土の締固め
6.1 締固めの目的,機構とその試験方法
6.2 締固めた土の性質
6.3 土の種類と締固め特性
6.4 締固め施工への利用
演習問題
第7章 土のせん断特性
7.1 土の変形とせん断強さ
7.2 地盤内応力の表示方法
7.3 モールの応力円
7.4 土の破壊規準
7.5 土のせん断強さの評価方法
7.6 砂質土のせん断特性
7.7 粘性土のせん断特性
7.8 小ひずみレベルでの土の変形特性
演習問題
第8章 地盤の安定問題I(土圧)
8.1 土圧とは
8.2 土中土圧
8.3 ランキンの土圧理論
8.4 静止土圧
8.5 クーロンの土圧理論
8.6 擁壁に作用する土圧の算定
8.7 たわみ性構造物に作用する土圧
8.8 埋設管に作用する鉛直土圧
演習問題
第9章 地盤の安定問題II(斜面安定)
9.1 斜面の崩壊と安定解析
9.2 無限長斜面の安定解析
9.3 有限長斜面の安定解析
9.4 地すべり斜面の安定解析
演習問題
第10章 地盤の安定問題III(基礎の支持力)
10.1 基礎の種類
10.2 浅い基礎の支持力
10.3 浅い基礎の沈下
10.4 深い基礎の支持力
演習問題
付録本書で用いる単位系SI
演習問題解答
参考文献
索引