『わかる土質力学220問―基礎から公務員試験までナビゲート』
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ISBN-13 9784844606918
著者からのコメント
本書は大学で土質力学を学ぶ際に利用する演習書として作成したものである。土質力学に限らないが、大学で専門科目を学ぶ場合、講義を受け教科書を読んだだけではなかなか理解できない。演習問題を数多く解いてみて、やっと理解できることが多い。考えてみると、我々は小学生の頃から演習問題を数多く解きながら勉強してきている。大学でも同じである。土質力学の演習書は過去にいくつか出版されてきている。筆者達もそれらをもとに勉強をしてきた。このように既にいくつか演習書はある中、学生諸君向けの演習書を目指してあえて本書を作成してみた。そして、以下のような特長を持たせるように工夫をした。 (1)土質力学は内容が多岐に亘っているため、それに対応するために演習問題は数多く解いた方が良い。そこで、全部で約220問にも及ぶ問題を作成した。
(2)演習問題にも簡単なものから難解なものまである。そこで、基本問題と応用問題とに分けて、自分の達成度に応じて問題を選べるようにした。また、計算問題だけでなく記述問題に答えることも大切なので、記述問題も別個に含めた。
(3)物事を理解していくには順番がある。そこで、本書の問題を順番に解いていくと自然に理解できるように工夫した。
(4)解答の導き方が理解できるように、基本問題では正解を詳しく記述した。また、単位や有効数字を正確に答えることも大切なので、それも正解の中に丁寧に記述した。
(5)一般に土質力学の各章の内容は独立していて一貫性がないように見られるが、実務では各章の内容を総合して地盤工学の諸問題を解決している。そこで、このような流れが分かるように、第8章に総合問題を設けた。また、公務員試験ではどの程度の問題が出るのか分かるように、公務員試験問題の例も巻末に示した。
(6)各大学で用いられている教科書は多種多様であり、それらの教科書によって記号や式の記述方法が多少異なる。そこで、各章の最初にポイントを設けて、本書で用いる記号や式を示し、演習問題を解く際に混乱しないようにした。本書を作成するにあたって、執筆者の5人は各自問題の案を持ち寄り、議論を重ねて問題の取捨選択をした。
出版社より
「土質力学」という難しい内容を、いかにわかりやすく学習していただけるか。“わかりやすさ”,“使いやすさ”を念頭に置き本書を作成いたしました。本文の構成、段階別の問題形式、くわしい解答をはじめ、単位の表記、見出しのつけ方まで、随所にわかりやすさのための工夫を盛り込みました。第一線の執筆陣によるしっかりとした内容を、能率的に学習できるようになっていると思います。本書は、大学の教科書・演習書として作りましたが、土質力学を勉強したいと考えている方、全てにお薦めします。また、技術士関係の受験対策にも有効です。土質力学の学習に自信をもってお薦めできる一冊です。
なんでbookmarkしたの?
目次
第1章 土の基本的性質
第2章 土の中の水
第3章 土の圧密
第4章 土のせん断強さ
第5章 土圧
第6章 地盤の弾性沈下と支持力
第7章 斜面の安定
第8章 総合問題