SM2-2023F
table:basic information
Title 材料力学2
Title (en) Strength of Materials 230
Schedule 2023年度前期 水曜1限
Course credits 2
Course code 9976302
K102
Descriptions
構造物を設計するために必要な基礎知識である材料の力学について、アクティブラーニングを行う。
学生はLETUSで指示された予習を事前に行い、授業では演習課題を解きつつ、分からない問題は教員に質問し、内容を議論する。
また、授業中に行う課題6回と14週目の授業で行う授業内試験(対面を予定)により、到達目標の達成度を確認する。
Objectives
土木構造物を設計するためには、構造材料に関する基礎知識を備える必要がある。
そこで、構造材料の力学的性質に関する基礎知識(外力により発生する変形と内力、仮想仕事の原理、相反定理)を学習し、基本的な問題を解けるようになることを目的とする。
Outcomes
1. 構造設計に関わる専門用語(仮想仕事の原理、静定と不静定、座屈、影響線など)を説明できる。
2. 梁やトラス、ラーメンの問題を解くことで、構造物に発生する反力、断面力、変位を計算できる。
3.
座屈荷重を計算できるようになる。
4.
梁の影響線を使うことができるようになる。
上記1~4の内容に関する試験において、教員が定める合格最低点以上の点を取得することをもって、到達目標の達成と判断する。
※土木工学科が定める学習 教育目標との関連上記[到達目標] は、下記の主として関連する学習 教育目標に基づいている。
主として関連する学習 教育目標:目標(B) 土木工学のすべての主要専門分野(構造 材料、地盤、水理、環境 情報、計画)の基礎知識を習得するとともに、応用できるようになる。
Course notes prerequisites
材料力学1を履修していることを前提として授業を進める。
各回の授業実施方法は LETUS に記載するため、定期的に確認すること。
Preparation and review
LETUSで指示された内容(教科書の指定ページを読み、授業動画を閲覧し、ノートを作成する)を事前に実施しておくこと。
各回の講義内容を十分に復習し、指定された演習問題を解いて、レポートを提出すること。
Evaluation
授業中に行う6回の課題(30%) + 授業内試験(70%) により評価する。
ただし、授業中に課すレポートを1つでも提出しなかった場合、単位取得を認めない。
【フィードバックの方法】授業内試験の結果はすぐに採点し、15回目の授業において答案を返却する。
その上で、模範解答を説明し、さらに多くの学生の理解が不足していた点について集中的に講義する。
TextBooks
Plan
1.
静定構造の断面力(1)静定と不静定の違いを説明することができる。
静定梁の断面力を計算することができる。
2.
静定構造の断面力(2)ラーメン構造の断面力を計算することができる。
3.
積分法による梁の変形解析(1)梁の撓みの基礎方程式を導出することができる。
4.
積分法による梁の変形解析(2)積分法により梁の撓みを計算することができる。
5.
仮想仕事の原理(1)仮想仕事の原理を説明することができる。
仮想変位の原理を用いて支点反力を計算することができる。
6.
仮想仕事の原理(2)単位荷重法により静定構造の変形を解析することができる。
7.
静定トラス(1)トラスとラーメンの違いを説明することができる。
8.
静定トラス(2)節点法と断面法を用いて、断面力を計算することができる。
単位荷重法を用いてトラスの変形を解析することができる。
9.
軸力部材の座屈(1)座屈現象を説明することができる。
10.
軸力部材の座屈(2)座屈荷重を計算することができる。
11.
影響線(1)影響線を説明することができる。
12.
影響線(2)梁の支点反力、断面力の影響線を求めることができる。
13.
全体の復習過去問を解くことで、自身の理解度を確認する。
14.
到達目標の達成度の確認これまで学習した内容に関する問題を解くことができる。
15.
到達目標の達成度の確認到達目標の達成度を確認し、自身の現状を把握する。